TAMBA100アドベンチャートレイル2025 100Mile ⑩朦朧

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終わりが見えてきたところで、来週に続きます。

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A8 ごりんかん ~ A9 前山ふるさとセンター

ごりんかんを出て、トレイルに入りしばらくすると、今頃になって眠気が襲ってきました。

いや、眠気というより、正しくは、意識が朦朧としてきた、です。

登りは出力が落ち、下りは足捌きが鈍り、ペースが上がりません。

ここまでもカフェインカプセルをちょいちょい服用していたのですが、次のエイドまでは2時間あるので、少し多めに100mg分を摂取し、進みます。

するとしばらくして、気持ち悪くなってきました・・・。

飲み物、食べ物は何とか受け付けますが、身体に力を込めると吐き気がします。

スタートから36時間以上、実に1日半が経過しており、疲労も相まってフラフラです。

それでも何とか進み、山の中に設置された無人のウォーターステーションまで到達しました。

このままこれ以上進むのは難しいと考え、トレイルの中ですがその場でへたり込んで休憩を取ることにします。

一瞬でも眠りに付けないかと試行錯誤してみるものの、やはり眠れません。

意識は朦朧としているのですが、眠気を強く感じて今にも寝そう、というわけではないので、脳を休ませたいのに眠ることが出来ません。

カフェインカプセルを飲んだことも、完全に悪手でした。

10分少々へたり込んでいましたがどうにもならないので、とにかく次のエイドを目指すことに。

ウォーターステーションの先は、登りもありますが基本的には下り基調です。

出力を上げずとも進める区間なのですが・・・、意識が朦朧としすぎて、下りのペースも上がりません。

脚が動かない、というわけではなく、どこに足を付けばいいか脳が判断することが出来ず、進めないのです。

迂闊な判断で足を進めたら転倒しかねないし、下手すると滑落もしかねない危険な状態だな・・・と思いつつ、慎重に、慎重に下っていきます。

吐き気も収まらず、体調は最悪ですが、何とか一歩一歩進み、A9 前山ふるさとセンターに辿り着くことが出来ました。

スタートから38時間、予定より1時間遅れです。

A8 ごりんかんを出たときはまだまだいけると思っていましたが、急に身体が限界を迎えてしまったようで、脚はまだある気もしますが、体幹、内臓がやられ、脳も疲労困憊です。

これはもうどうにもならない・・・、進むか否か、可否だけでなく、是非も問われる状態だな・・・と思いましたが、まだ時間は全然残っています。

タイムスケジュールから1時間遅れていますが、完走を目した場合、まだ3時間弱のバッファが残っています。

諦めるのは、今出来ることは全てやってから。

回復を祈り、エイドで1時間の仮眠を取ることにしました。

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