レース本編は今回で終わりです。
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A9 前山ふるさとセンター ~ A9 前山ふるさとセンター
仮眠を取ることにしましたが、ここのエイドでは仮眠スペースはそれほどなく、こちらのベンチに横にならせていただく形に。

時刻は夜8時、虫も気になるところですが、横になれるだけでありがたい。。。
そこで1時間近く目をつぶって横になりましたが、眠りにつけることはありませんでした。
どうするか・・・。
ひとまず起きて、お茶やサンドイッチを頂きながら考えます。
次のエイドが近ければとりあえず歩く・・・ということも選択肢としてはあるかもしれません。
しかし、次のウォーターステーションはロードの3kmなのですぐですが、問題はそこから先です。
再び山に入るルートで、次のエイドまではタイムスケジュールで4時間・・・。
今の体調では何時間かかるか分かったものではない、というか、辿り着けるかどうかすら分かりません。
とても走れる状態ではないなと思っていると、スタッフの方が、次のウォーターステーションには仮眠出来るスペースを設けていて、そこの方が寝れるんじゃないかということを教えてくれます。
(仮眠する前にも教えてくれていた気がしますが、はっきりとは覚えていないです)

依然として体調は最悪ですが、お茶なら飲めます・・・、サンドイッチも食べられます・・・。
次のウォーターステーションまでは3km弱のロードで、歩いても30分ほどの距離です。
とりあえず・・・ウォーターステーションまで行くか・・・と、重い腰を上げて、歩き始めます。
歩き始めましたが・・・、やはり体調は最悪です。
歩いているだけなのに、気持ち悪さが消えません。
もちろん、走れません。
脚、というより、内臓が気持ち悪くて走れません。
とりあえず出発してみたものの、今の体調ではやっぱりもうどうしようもなさそうです。
これ以上はもう無理だと判断し、時計を止めました。


GPSのブレではなく、時計を止めるまでのためらい。
時計を止めた後は、リタイア&回収してもらうため、A9 前山ふるさとセンターへ、来た道を歩いて戻ります。
スタートしてから40時間、時刻は夜10時です。
戻りながら、「諦めるの嫌だなぁ・・・、全コース堪能したかったけど、もうどうしようもないしなぁ・・・」などと考えます。
・・・が、正確には違います。
今のコンディションのままだと無理なのは自明ですが、まだリミットではありません。
この先、事前に作ったタイムスケジュールの区間予定タイム通りに進めば、まだギリギリ間に合います。

次のWSで1時間寝て休んで、回復することがあれば続行できるかもしれない。
可能性は低いですし、ただリタイアを先延ばしにしているに過ぎませんが、ロングトレイルで復活なんてよくあることですし、自分でも何度も経験しています。
再びWSに向けて歩き始めました。

右端のA9から出発し、諦めて戻り、戻るのを止めてWSに向かった模様。
なお、妻はこの模様をIBUKIのサイトでリアルタイムに見ていて、「忘れ物したのかなー」と思っていたとのことw

ウォーターステーションに着いたらスタッフの方に話して、休ませてもらいます。
登山口の手前の道路脇、大きめのテントが設けられており、ありがたいことに畳を敷いてくれてます。
その時は気づかなかったですが、時間的にも距離的にもこの先のルート的にも、色んな意味で厳しい区間の手前のウォーターステーションなので、しっかり休めるように配置してくれていたのかなと思います。
タイムスケジュール限界ギリギリまで、眠れなくてもいいので、目を瞑って休みます。
とにかくゆっくりと身体を休ませます。
そして1時間後。
結局ここでも眠りにつくことはありませんでしたが、少しは身体が回復したか・・・、軽く走ってみます。
・・・
・・・・・
しっかり気持ち悪い!!!
A9 前山ふるさとセンターへ戻り、リタイアを申告しました。
スタートからおよそ42時間53分、時刻は日付変わって0時53分、DNFです。

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