[総合8位] 2024 OSJ KAMI100「100Kの部」 その他の振り返り

トレイルランニング

前回投稿したレースレポートに書かなかった、書ききれなかった、ダレトクな蛇足記事となります。

タイトルにわざわざ「総合8位」とか書いているのがマジでやらしいですね!(´_ゝ`)

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区間ごとのタイム

理想と現実。

それぞれタイム差が、赤+20%以上、オレンジ+10%以上、水色-10%以下、青-20%以下

2周目の私はマジでロボットか・・・w

試走のタイムを元に作成したとはいえ、中々の再現度ですね・・・、ビックリですw

1周目とのタイム差分もかなり少ないですし、3周目に入るまではめちゃくちゃ一定ペースを刻めてたようです。

もちろん、その「一定ペース」というのは、私が112km走り切るにはオーバーペースだったわけですが。

今の走力だと、1周目5時間、2周目5時間20分、3周目6時間くらいが理論値だったかもしれません。

この経験は、既にエントリー済みの2025年3月に開催される比叡山インターナショナルトレイルラン50mileで絶対に活かそう・・・。
まぁこっちは制限時間厳しすぎるから、オーバーペースだろうが関係なくスケジュール通りに進行して潰れるかやり切れるかの戦いですが。
こちらもリベンジ戦、次回こそ完走するのだ・・・!

補給について

用意&摂取したものは以下の通りとなりました。

  • カーボジェル 1500ml 3800kcal
    1周目は500ml全部摂取し、2周目は8割くらい、3周目は5割くらい、合計1150ml 2900kcalくらいを摂取
  • ポカリスエット 1500ml 330kcal
    各周回開始後に水分補給としてすべて摂取
  • ピーナッツバター 200g 1200kcal
    100g 600kcalくらいを摂取
  • アミノショット赤 x2
    未使用
  • おいエナ x1
    未使用
  • MAGMA 6包
    0.5周ごとに合計5包摂取
  • カフェインカプセル 500mg
    1周終わってから0.5周ごとに1回100mg、合計400mg摂取
  • OTRAの方が提供してくれたポタージュ
    周回完了ごとに2回摂取(70kcal x 2)
  • エイドのコーラ
    900mlくらい?400kcal
  • エイドのシメジ汁
    70kcalくらい?

全部で4,400kcalくらい摂ってた感じでしょうか、たぶん。

あすけんさんもブチギレ・・・てないだと!?w

1,2周目においては、カーボジェルを摂取していて負担に感じることはありませんでしたので、配合を調整した成果が出たのかもしれません。

3周目では気持ち悪くなってしまいましたが、補給に原因があったというより、ずっと走ってて内臓が揺らされまくったことに耐えきれなくなったのが原因な気がしてて、直前の登りでの体幹への負荷も相まって、限界を迎えたのかなと推測しています。

というかその状況で、摂取したくはなかったものの、カーボジェルもある程度飲めてはいて、結局一度も吐かなかったので、逆にすごいなとも思います。

カーボジェルのレシピ

糖質の配合
クラスターデキストリン:パラチノース:果糖 = 11:8:8
今回は上記の通りとしたのですが、計算間違ってた可能性が・・・w
クラスターデキストリン:パラチノース:果糖 = 5:2:2
のがいいかも・・・、もっぺんしっかり調べなおさねば・・・

カロリー計算
糖質量(g) x 4kcal

塩化マグネシウムの追加量
50mg x 競技時間(h) をベースに、発汗量が多そうだったら増やす

塩の追加量
1時間の水分補給量を500mlと仮定し、0.5g x 競技時間(h) をベースに、想定される発汗量に応じて増減させる
500mlに0.5gだと塩分濃度0.1%となるので少なめだけど、補給水分がスポーツドリンクの場合だと合計0.2%になる
発汗量が多いとそれでも足りなかったりするし、そもそも水分補給量が500ml/hを余裕で超えるので、手持ちの岩塩を補給して調整する(※)
※最初から塩分を入れすぎていると調整できなくて負担になるので塩分濃度は少な目で作った方が良い
※塩タブレットはカバヤのやつで0.1g/個と少なすぎるので、ダイレクトに塩を摂取した方が早いw

水分量
糖質:水分 = 5:6 でギリギリ溶けるくらいだけど、溶かすのに半日くらいかかるw
その状態で冷蔵庫に入れると白濁するので飲みたくなくなるw
砂糖水の飽和濃度からするともっと水分少なくてもいける気がするのだが、なんかあんま溶けない…
上記の水分量だと単位グラム辺りのカロリーは、アミノショット、アミノサウルスなどより優秀で、マグオン、おいエナなどよりは劣っている感じ
前者は単位グラム辺りのカロリーじゃなくて有効成分を追っているので当然ではあるが

ピーナッツバターはどうだったんでしょうね・・・w
分かるわけがないのですが、めちゃくちゃいいように推測すると、日が暮れてからそれなりに温度が下がっていたものの、走り終わるまで低体温症の気配が全くなかったのは、ピーナッツバターによる脂質の摂取が下支えになってたかもしれません。

キタイ
キタイ

マジで超意図的で無理やりな推測ですw

少なくとも、寒い時期は美味しく頂けますが、夏場のトレイルランニングだと摂取するのが辛そうな気がしますね、ネットリとした食感的にw

ちなみに、80km過ぎて潰れてから、もしかしたらピーナッツバターを食べたら少しは気持ち悪いのが解消するかも・・・という意味わからない考えで一口食べてみたら、超絶気持ち悪くなりましたwww

気持ち悪いときに食べていいものではないようですw

痛みが出ていた右ひざの内側ですが、走り終わった後は曲げ伸ばしするだけで結構な痛みが走る状態で、軽度の鵞足炎になっていると思われます。

レース終了から16時間後の状態、赤くなってます

レース終了から2日半ほど経った現在では赤みは引いてて、痛みも少し残っている程度なので、まぁ全治1週間というところでしょうか。

鵞足炎の原因としては、筋力不足の他に、膝が内側に入ってしまうフォームが原因だったりするようです。

ロングを走った時に最近痛みが出ることがあるのですが、ロングを走る、ということに加えて、どうもストックを使っているときに痛みが出る傾向にあるので、ストックを使う時のフォームが悪いような気がしています。

ストックは今回走れない登りでは常に使用してて、かなり脚の温存に寄与していて、無かったら完走出来なかったかもしれません。

・・・がその一方で鵞足炎を発症してしまうとなると諸刃の剣になってしまうので、ストック使用時のフォームはちょっと練習で見直していこうかなと思います。

獲得標高4,000m以上とか距離70km以上とか走らないと発症しないので、改善結果を確かめるのも一苦労ですがw

キタイ
キタイ

失敗に終わったままだし、またエベレスティングにチャレンジするかー…

また、膝の痛みと吐き気で動きが鈍ったからか、脚の筋肉痛はそこまで酷くないです。

とはいえ、深部にダメージがすっごいあるので、いずれにせよ1~2週間は完全休養の予定です。

靴はSalomon Genesisで決まってたのですが、靴下は直前までTabioも選択肢に入ってて悩んでいたものの、試走の時にインナーファクトのラミーソックスを試したらやはりとても調子が良かったのでこちらを選択しました。

結果的には正解だと思ってて、Tabioにしてたら底面にある滑り止めが足裏に過剰なダメージを与えて右足母指球の豆は重症化していた気がします。

キタイ
キタイ

Tabioの生地感は好きだし、滑り止めはトレイルでの安定性に寄与するような気もするものの、ロングになってくるとその滑り止めが余計なんですよね。。。

トレイルランナー向けに、滑り止め無しバージョンも発売してくれないかな・・・。

大会前日が大雨で、泥んこ祭りの可能性もあったので、まぁそういう意味でもラミーソックス&ガーニーグーが鉄板でした。
(KAMI100のコースは水はけが良いようで、全然泥んこ祭りではありませんでしたが)

ガーニーグーは、ロングを走るときは必需品。
12時間前に足裏全体にしっかりと塗って皮膚に浸透させたうえで、直前にまたしっかりと塗る、という風に使っています。

キタイ
キタイ

逆に普段のトレーニングでそんなに距離走らないときは靴下を履く直前に、Mac-offのシャモアクリームをダメージ受けがちなところに塗っています。
私の場合だと、母指球周辺と、親指の側面です。

また、爪はノーダメでした。

今までトレイル走っててちょっとダメージを受けたこともありますが、フィット感重視で小さめサイズで買ったシューズの時だけです。(普段25.5cmですが25.0cmで買ってみたULTRA GLIDE 2)
そのシューズを使う時も薄手の靴下(つまりInnerFactのラミーソックスw) & 靴紐をきつめに締めて、つま先が靴の先端に当たらないように気を配ってあげればダメージは受けないです。

というか昨年のKAMI100はそれで99kmまで走って爪はノーダメだったので。

あと、私は下りのフォームが特徴的で遠くからでも一目で分かると妻に言われてて、結構ステップが小刻みだそうです。(特徴はそれだけじゃなくて上体が固いというのもありますが)

筋肉や関節、足裏にダメージを与えないために(特にロングでは)小刻みなステップを心掛けているのですが、きっと一歩の衝撃が大きければ爪へのダメージも同じく大きくなると思うので、爪へのダメージが気になる方は以下を参考にすると良いかもしれません。

ストック

BlackDiamond ディスタンスカーボンZ、保護キャップをつけて使用しています

今までストック使ってもペース落ちるだけで全然楽になってる感がなかったのですが、今回ようやく有効活用できるようになりました。

走れない登りで身体を安定させるのにすごく役立ち、足を前について、身体を前に引き上げる動作をするときにすごく楽だし、脚の負担が軽減されるので登りで(自分比)速いペースをキープ出来ました。

ミドルくらいまでで脚に負担かけて良いのであればストックない方が早いですが、ロングで脚に負担をかけ過ぎずに如何に早く進めるかとなると、ストックあった方が私は断然早そうです。

下りや平坦では依然として使ってても効果を感じられないので、あまり使いませんでした。

鵞足炎を予防するためにストック使用時のフォームを改善しなきゃですし、登りも平坦も下りもまだまだストックワークの練習は必要そうです。

走ってるとき

知り合いは一人も参加していないのですが(そもそもトレイルランナーの知り合いが少ないw)、走ってるときに何人かの方に声をかけさせていただき、声をかけていただきました(*´▽`*)

私自身、そんなに社交性が高いわけではないので一言二言って感じではあるのですが、本心ではもうちょっと話したかったり・・・(レース中ですがw

また、KAMI100のコースは、往路と復路が対面通行になるところが2ヶ所あるので、ここでは「ナイスラーン」とお互い声を掛け合うのが通例になってていいですね!

[2024 OSJ KAMI 100]公式サイトより

声をかけると言えば、3周目に潰れた後、「いけるいける!」「絶対最後までやりきるよ!」「しっかり走れ!」と自分に声かけてましたw

前後に人がいないときじゃないと恥ずかしいですし、普段そんなことやらないんですが、ちゃんと元気出ますし、言霊って大事ですね。

大会の感想

昨年はあまり感じられる余裕がなかったのですが、今年は何かめっちゃ楽しかったです。

まぁ結果が良かったから、・・・というのが大きいかもしれませんが・・・。

1周目は温存しつつ淡々と走れて、2周目は好きに走ってほんと気持ち良くて、3周目はめちゃくちゃ苦しめたので、ロングのトレイルランニングをしっかりと堪能できたのかなと思いますw

周回コース、という点は好みが分かれると思いますが、周回ごとに体制を立て直しやすいので、チャレンジしやすい大会なんじゃないかなと思います。

難点を上げるとしたら、エイドが豊富なのはいいのですが、今回、コーラ・スポーツドリンクはマイカップで飲むだけでフラスクへの補充がNG、フラスクに補充してよいのは水とお茶だけでした。

お茶を置いてあるエイドは3分の1もなくて基本的に水しか入れられないという感じで、ちょっと我儘かもですが(ドリンクチャージとかでちょっと高くなってもいいから)スポーツドリンク入れたいなぁ・・・と思いました。

キタイ
キタイ

スタート前にトイレに行った際に、入り口の手前でトイレの手洗い場の水道管から伸ばしたホースで、ウォータータンクにジャバジャバ水を補充しているのは見なかったことにしました(;´_ゝ`)

あと、よくある「不要になったまだ着られる衣類の回収」的なことをやってたのですが、そんな大会の参加賞がTシャツってどうなん、って思いました(ぉぃw

いやほんとそのコスト削減して、宿泊割引券とか、地域への還元とセットになった参加賞とかで全然いいと思うんですけどね。((私も含めて)宿泊しない人は参加賞が実質無しとかもありだと思う)

Tシャツにするならマジのスポーツ用途に足るものか、いっそ綿100%のものとか・・・。
(つまりインナーファクトに発注すれば解決・・・!w)

キタイ
キタイ

今年の比叡山インターナショナルトレイルランの参加賞のショルダーバッグとか、さくらおろちトレイルランのマイカップとか、実用性があるとやっぱありがたく使うんですよね!
ショルダーバッグは温泉行くときの着替え入れとして、マイカップはトレイルランニング大会の時の必携品として、どちらも今回使いました!

比叡山インターナショナルトレイルランのショルダーバッグは、私以外にも使っている人を今回見かけましたね!

い、いかん、もはやKAMI100に対する感想じゃなくて、普段の鬱憤が漏れ出ている・・・!w

え、えーっと、エイドのふるまいはコンペティティブな指向性から全ては頂いてないのですが、頂いたシメジ汁とカレーライスはマジで美味かったです!(;´∀`)

次戦

次戦は、2025年3月15日(土)に開催される比叡山インターナショナルトレイルラン 50mileです。
(脚の状態次第では、もしかしたらその前に大会挟むかも)

今年50mileに挑戦したのですが、制限時間に間に合わなくなって70kmでリタイアしたので、そのリベンジになります。

年始からちょっとプライベート面でバタつきそうなのでトレーニングを積めるか不安ですが、次こそ何とか完走したいと思います。

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