OSJ KAMI100「100Kの部」に出場してきましたので、そのレースレポートです。
初めて参加した昨年は、序盤から突っ込みすぎて99km地点でリタイア。
今回はそのリベンジマッチとなります。
>> 前回
大会概要
OSJが主催するトレイルランニングレースシリーズの最終戦に位置付けられている大会です。
シリーズ戦ではあるものの、もちろん単発でのエントリーもOKです。
兵庫県の香美町、鉢伏山などを舞台に行われるトレイルランニング大会で、37kmのコースを37Kの部は1周、74Kの部は2周、100Kの部は3周します。
獲得標高は1周2,000mほど、私の参加した100Kの部だと6,000mほど登ることになります。
昨年までは100Kの部に限り、スタート地点にテントを設営してそこに補給や装備を置いておくことが出来たのですが、今年から74Kの部、100Kの部はドロップバッグ(25Lくらい?)をスタート地点のラックにかけておくことが出来るようになりました。
※テント設営&サポートエリアでの第三者によるサポートも引き続きOK
テント設営とか手間だし公平性の担保としても良くないよね、ドロップバッグ方式の方が全然良いよね、って昨年ブログに書いたのですが、まさか見られたなんてことはないよね・・・(;´_ゝ`)
大歓迎なドロップバッグ方式・・・なのですが、今年は岡山トレイルランニング協会様(以下「OTRA」)が協会員向けにサポートテントを設営してくれて、飲食物購入費100円とかいう安すぎて申し訳なさすぎる料金で利用可能だったので、そちらを利用させていただくことにしました。
ドロップバッグだけの方がロスタイムは抑えられると思いますが、せっかくなんで少しゆっくりさせていただこうかとw
準備
コンディション
10月はトレーニングも順調に積めて、一つの目標にしていた月間走行距離400km&獲得標高15,000mが初めて出来ました。
大会前には疲労抜きも内臓の調整も行っており、コンディション的には今の実力は十分発揮できる状態に仕上がりました。
試走
コースを思い出すためと、今の走力で走ったらどれくらいなのか感触を確かめるために、10月の半ばに試走に行きました。
1周分の荷物を全部持ってほどほどの主観的強度で走って4時間44分。
ほどほどの主観的強度だけど脚はしっかり消耗しました。
一方で、昨年の大会で1周目を5時間2分で走っているのですが、その時よりは全然消耗していないため、走力はしっかりと向上しているようです。
普段のトレーニングでコンディションを整えてタイムアタックとか、定性的な走力を測るようなことは無駄が多いと考えていて私は全くやりません。
そのデメリットとしてトレーニング積んでても走力が向上しているか分からず不安が生じるのですがw、たまにこういう機会に自身の成長がうかがい知れると安心できますw
装備・補給・ドロップバッグ
スタート時の装備は以下の通りにしました。
- シューズ: Salomon Genesis
- 靴下: INNER FACT ラミーソックス(ミドル丈)
- ザック: Salomon Sense Pro 5L
- ポール: BlackDiamond ディスタンスカーボンZ
- ポールホルダー: Salomon CUSTOM QUIVER
- GPSウォッチ: COROS VERTIX 2S
- ヘッデン: milestone MS-i1
- レインウェア(上下): mont-bell パーサライト
- フラスク: Salomon ソフトフラスク
- ヘッドバンド: Halo BANDIT JP AIR
- ファーストレイヤー: ミレー ドライミックメッシュ ノースリーブ
- Tシャツ: Asics Trail
- 下着: INNER FACT Men’s シームレスインナーパンツ
- パンツ:EVADICT トレイルランニングタイツ
- カーフスリーブ: Goldwin コンプレッションカーフスリーブ(C3fit)
- グローブ: PEAL IZUMI サイクルグローブ
- 補給: ポカリスエット500ml、カーボジェル500ml、アミノショット赤、ピーナッツバター130g
- サプリメント: MAGMA6包、カフェインカプセル10個(500mg分)、岩塩6g
- その他携行品: 携帯カップ、おしりふき、熊鈴、ココヘリ端末、ヘッデンの予備バッテリー、ファーストエイド、テーピングテープ、エマージェンシーシート、スマホ
ドロップバッグ・・・というかOTRAのテントに置かせていただくものは、以下の内容にしました。
- シューズ: Salomon Ultra Glide 2
- 靴下: Tabio レーシングラン、Tabio レーシングランPro、RxL ランニングソックス
- ファーストレイヤー: アンダーアーマー コールドギア
- ミドルレイヤー: mont-bell ジオライン M.W.ラウンドネックシャツ Men’s
- グローブ: mont-bell ウインドストッパーサイクルグローブ
- 補給: ポカリスエット500ml x2、カーボジェル500ml x2、ピーナッツバター70g、アミノショット赤、おいエナ
- その他: サイクルキャップ、バラクラバ、携帯トイレ、アームカバー、薄手のバフ、ガーニーグー
指定のドロップバッグでもまぁ収まる範囲の荷物量ではあります、袋はパンパンになりますがw
普通の人の荷物と比べて圧倒的に補給が少ないと思いますがw、いつも通り自作カーボジェルでそのほとんどを補っています。
今回のレシピはこんな感じ。
- クラスターデキストリン 428g
- パラチノース 311g
- 果糖 311g
- 塩 6g
- 塩化マグネシウム 800mg
- 水
比叡山ITRの時にCデキストリン、Mデキストリン、パラチノース、果糖を 1:1:1:1 で配合したカーボジェルの消化に難を感じたので、配合をアップデートしています。
全部で4200kcalあるのですが、ちょっと今回中々溶けなくて、溶けるまで水を足してったら1500mlを少しだけオーバーしちゃったので、実際にフラスクに入れた量は3800kcal分くらいだと思います。
冷蔵庫に入れて当日の朝フラスクに入れようとしたら白濁してて、妻に「え!?それ飲むの・・・!?」と言われましたが、まぁしゃーないw
ちなみに、4200kcal分でお値段1750円ほどです。
Mデキストリンをリストラしたのは消化・吸収速度を上げるためで、いわゆる「決戦用」の配合です。
普段の練習でカーボジェルを使う時はもうちょっと濃度低めに作りますし、Cデキストリンの半分はMデキストリンにしてコストを抑えます。
また今回はピーナッツバターを補給に追加してみました。
100mlのパウチを買ってきて詰めるだけ、100gあたり600kcalくらいです。
費用はピーナッツバターの価格によってまちまちですが、100g400円として容器代100円の1パック500円くらいでしょうか。
脂質なんで吸収は遅いですが、カーボジェルと併用することで欠点を補い合い、ロングトレイルにおける活動の下支えになればと思って導入しました。
有用性についてエビデンスとか調べたわけじゃないので、取り入れる場合は自己責任でどうぞw
用意した補給は総カロリー6,000kcal、合計金額4,000円弱くらいです。
たぶん2,000kcalくらい余らせてますけどねw
レースプラン
昨年完走出来なかったリベンジマッチではあるのですが・・・、9月に参加した奥津泉山スカイレースで(参加者が50人に満たないとはいえ)まさかの優勝、試走ではそんなに追い込んでいなくとも5時間ととかからずに1周出来たので、あわよくば40代の年代別入賞も視野に入るタイム、16時間30分切りを目標タイムとしました。
試走の区間ごとのタイムを参考に、1周5時間30分弱、一定ペースで3周するという仮定でタイムテーブルを作成すると以下のような感じとなりました。
100km超えのトレイルランニングレースで一定ペースとか機械じゃないから無理なんでw、ざっくり1周目5時間、2周目5.5時間、3周目6時間を想定して走るイメージを持ちつつ、結局のところコンディション次第なところもあるので、主観的強度や疲労感を頼りに走ることにはなります。
・・・なので、あんま作る意味もない(作ってもちゃんと活用しない)のですが・・・、まぁ何か作りたかったんで作りましたw
レース本番
スタートまで
前日は大雨で、前日受付も来れない人は当日受付でOKとされるくらいでしたが、当日は打って変わって快晴!
そこまで暑いわけではなく、風は冷たい印象でした。
前回はスタート1時間前に会場についてバタバタしてたらほぼ最後尾からのスタートになってしまったので、今回はスタート2時間前の駐車場が開く7時に到着。
8時くらいには着替えてOTRAのテントに行って挨拶して荷物を置かせてもらい、8時半には最後のトイレを済ませて整列に備えます。
競技説明や観光協会の方の挨拶、招待選手の紹介などなどがあったのちに、10秒前からカウントダウンが始まり、定刻の9時にレーススタートしました。
1周目
スタート直後はゲレンデを駆け上がっていく急登。
昨年は渋滞ポイントまでにポジションを上げておきたくて、この急登区間で頑張って前を行く選手をパスしてってたのですが、今年はほぼ最前列でのスタートに出来たので、むしろ無理せず自分にとって早すぎるペースの選手は見送りながら、ちょっとだけポジションを下げながら登っていきます。
(と言っても2,30番手くらい)
ゲレンデの急登を終えたら林道に入り、程なくしてトレイルへと入っていきます。
そしてそのまま渋滞ポイントである岩壁の直登に。
※今年は写真を撮っていないので、昨年の写真
無理して頑張ってポジション上げた去年は少し待ちましたが、楽に行ってポジションちょっと下げた今年はほとんど待たずに通過することが出来ました。
300人弱の参加者とはいえ、やはりスタート位置は大事ですね。
もちろん先頭でスタートするに足る走力も必要ではあると思いますが…
そのままやんわり周りとペースを合わせる感じで進むのですが、登りは周りに合わせるとちょっとしんどくて、下りはそこそこ抑える感じ。
まぁ下りに関しては無理せずに済んでいるから良いのかなーと思いながら、最初のエイドに到着したのはスタートから52分後。
先述の1周5.5時間とした場合のペース表だと1時間2分後に到着するはずだった箇所なので、1周目を5時間想定とした場合、渋滞にもつかまりませんでしたし、悪くないペースなのかなと思いました。
疲労感が無いわけではないので、主観的強度としては抑えきれてない感もあるのですが・・・(;´∀`)
そのままほどほどのペースで淡々と走って、昨年リタイアしたエイドでもある「A5 兎和野高原」を過ぎてロードを少し走り、トレイルに再び入った箇所で、ロードの方から「お父さーん!!」と呼ぶ声が。
見てみると妻と娘が車でスタート地点から移動して来てくれていたようで、「頑張ってー!!!」という声援を貰って先に進みます(*´▽`*)
突っ込みすぎることを懸念していた妻と娘は、「頑張ってー」じゃなくて、「抑えてー」って応援するからねって言ってたはずなんだけどね(野暮w
そのまま頑張ってw、最初の1周を終えました。
Lap1 end 13:50:44(17位)
1周目を4時間50分と、予定より10分ほど早いですが・・・、まぁぶっちゃけ私としてはかなり抑えられた方なのかなと思いましたw
タイムとしては及第点だと思う一方で、疲労感としてはこれより5分早く走った試走の時よりちょっと強く、若干想定外。
登りは引っ張られてやや無理をして、下りは抑えることでブレーキを使いすぎて、結果的に(自分にとって)無駄の多い走りで早くないのに疲労するという状態になってしまっているんじゃないかなと感じました。
そんなことを考えながらOTRAのテントに行き、ポタージュをぬるめでお願いしつつ、ほぼ空になったカーボジェルを入れたフラスクとドリンク用のフラスクを、満タンのものに差し替えます。
妻と娘に脚をマッサージしてもらいながら、ポタージュを飲んで、アームカバーと薄手のバフを荷物に加えて2周目に向かいます。
何このVIP待遇w
※本大会はサポートエリアでの私的サポートOKです
Lap2 go 13:57:27(15位)
2周目
2周目ですが、事前に考えていたタイムスケジュールだと5.5時間で1周目より10%ほどペースを落とす予定でしたが・・・、1周目の変な疲労感もあったので、作戦変更。
好きに走ろっと\(^o^)/
好きに走った結果、最初のエイドに着いたのは2周目に入ってから52分後。
1周目とほぼ同じペースですねぇ・・・(´_ゝ`)
2周目をそんなペースで走っているので、順位は上がる一方で、いやー楽しいですねぇ・・・(´_ゝ`)
追い込んでも楽してもいないので走っててもとても気持ちよく、今までトレイルランニングしている中で一番気持ちよく走ってた気がします。
「A5 兎和野高原」の先では、今度はトレイルに入る前に妻と娘が来てくれていたので娘とハイタッチしてまた元気を貰います(*´▽`*)
サポートエリア外での私的サポートは禁止なので、貰ったのは元気だけで補給とかは貰ってません(*’▽’)b
・・・が、2周目の終盤、70kmに到達しよう頃には、しっかりと疲労感が色濃く出てきていて、最近ロングを走った時に生じる膝の内側の痛みも出始めていました(診察は受けていないけど多分軽度の鵞足炎)。
Lap2 end 19:03:34(7位)
1周目4時間50分に対して、2周目4時間56分。
見ようによっては驚異的なペーシングと言えますがw、脚は残り10%くらいなので全然気のせいですw
再びOTRAのテントに行き、ポタージュをぬるめで作ってもらいながら、フラスクを満タンのものに入れ替えます。
膝の内側の痛みのトリガーポイントは(私の場合)大腿四頭筋なので、
「とりあえず周回序盤の鉢伏山さえ越えられれば、後は気合で何とかなると思うから、それを越えられるだけ大腿四頭筋をほぐしてくれるとありがたい・・・!」と、妻と娘にお願いしてマッサージしてもらいながら、OTRAの方に作ってもらったポタージュを飲みつつ、出来るだけ回復に努めます。
飲み終えて出発する際に、多少肌寒くなってきているので防寒着の追加をどうしようか悩みましたが、その時点でまだ私自身は半袖のまま、薄手のバフだけ装着している状態だったので、寒くなったらアームカバーとレインウェア(上)でなんとかなるかなーと判断してそのまま行こうとしました。
が、妻やOTRAの方から追加を推奨されて、ふとOTRAの方の恰好を見てみると、上下ダウン着てらっしゃる・・・w
「あ、そんなに寒いんだー」と冷静になれて、ミドルレイヤーとしてmont-bellのジオラインM.Wを着ていくことにしました。
これ着ていかなかったら低体温症の危険もあったと思うので、マジで助かりましたm(_ _)m
Lap3 go 19:11:59(7位)
3周目
あわよくば年代別入賞出来ればいいなーと16.5時間に目標タイムを設定したわけですが、3周目スタート時点で7位です。
1周目終了時点では順位を(まだ)気にしてなくてあえて速報サイトを見ないようにしていたのですが、2周目スタート時点で妻から17位と聞かされて結果的に知ってしまいw、2周目を走っている間にまぁまぁ抜いたのでシングルであることは自覚してました。
2周目終えた時点では自分から速報サイトを見て順位を確認し、7位であることを認識。
KAMI100は5位までが総合入賞、年代別は総合入賞者を除いて1~3位までが表彰対象なので、8位以内に入ったら確定で年代別入賞となります。
となったら・・・、
完走なんて知らん!!!バチバチに年代別入賞を狙いにいくしかねぇwww
となりますね(*’▽’)
そうは言っても、3周目なんでペースを上げられるわけでは全然なく、残った脚でひたすら前に進むことに変わりはないんですけどねw
周回ごとのペースの指標としている最初のエイドまでのタイム、1周目、2周目ともに52分でしたが、3周目は・・・60分!
落ちてきてはいるものの、3周目としては全然良いペースじゃないでしょうか。
2人抜きましたし。
・・・。
5位です。
総合入賞圏内です(;゚Д゚)
いや・・・、流石にそれはちょっと・・・、ヤバくない・・・?
とか思いながら、80kmくらいの地点にある周回序盤の山場、越えたかった鉢伏山を通過します。
何とか越えた・・・!
これはもしかして総合イケるのか・・・!?
と思いながら下っていると、急激に吐き気が・・・。
度重なる下りでの振動に加え、鉢伏山を越えるために頑張ったことで身体の、特に内臓に与えた負荷が限界を超えてしまったようです。
すごく具合が悪い・・・、が、吐くほどでもなく、ドリンクやジェルも飲みたくはないけど飲めるという微妙な塩梅w
これは盛り上がってまいりました・・・\(^o^)/
脚もかなり終わっているし、右ひざの内側の痛みも結構きています。
でも大丈夫、
脚が動かないわけではないので、
大したことじゃないです。
今はそう思うことにします!!!(重要
レース当時の自分の考えをそのまま書いていますが、基本的には怪我のリスクがある時はレースを止めるのが適切な判断だと思いますし、リスクを負って続けることを推奨するものではありません。
止める、止めないの判断は個々人の価値観や状況によるところが大きく、現に昨年は怪我のリスクを回避して私も止めています。
また、浅いながらも今までの経験から、まだ全治1~2週間以内の痛みだな、という自己判断もしていて、全治3~4週間を超えるような痛みになってきたら再考するつもりでもいました。(合っているかどうかは分かりませんし、自己判断を過信するのも推奨されるものではありませんが…)
ここから先はひたすら耐える走りになり、一人に抜かれ、二人に抜かれ・・・、昨年リタイアした99km地点の「A5 兎和野高原」に着くころには三人に抜かれて8位になります。
100K最終CP 兎和野 23:33:22(8位)
エイドではナメコ汁を頂きながら、「昨年はここでリタイアだったんですよー」と(自分比)明るく振る舞いつつ、今年は絶対に最後までやり切るということを暗に自分に言い聞かせます。
8位なので確定年代別入賞はギリギリのラインです。
ですが、7位の選手には抜かれるときに年を聞いてて30代とのことだったので、実はまだ一人だけなら抜かれても平気なことは確認済みw(セコイかもだけど重要w
もうタイムとかはどうでもいい!
年代別入賞したいんだ!!!w
ここまできたら、昨年の99kmDNFのリベンジは、絶対に年代別入賞のおまけ付きで果たしたいのだ!!!w
という思いで、エイドを出てからも持てる限りの力で必死に進みます。
エイドを出てしばらく経って、そろそろ後続も通過しているだろうと速報サイトを確認。
40代は魔境かwww(知ってた
通常時であれば残り13kmで28分はセーフティーリードですが、潰れている状態の私にとって全く余裕はありません。
一人になら抜かれてもまだ3位ですが、9位と10位が二人そろって来ることも全然あり得るのでマジで余裕ないです。
銅より銀の方が欲しいし・・・!
歩けばもう完走できるところまで来ていますが、緩めることは一切せず、吐き気や膝の痛みと闘いながら、少しでも早く必死に進みます。
何度も振り返ってヘッデンの明かりが来ていないか確認しながら・・・!w
吐き気が出始めてから30kmほど、本当に長かったですが、何とか8位をキープしたまま最後の最後のゲレンデの下りにたどり着きました。
ゲレンデの下りも最早まともには走れず、ちょっと走っては歩いてを繰り返して進み、下り切ってゴール前。
妻と娘が待っていてくれたので、3人で手をつないでゴールしました!
KAMI100はゴールテープもなければゴールカメラマンもいないので、ゴールの仕方は完全に自己満足の世界でしたw
FIN 1:38:16(8位)
記録 16時間38分16秒、総合8位、40代年代別2位
ゴール後
ゴール後はカレーライスのふるまいがあるのですが、食べられるコンディションではないのでとりあえずOTRAのテントに行き、椅子に座って休ませてもらいます。
OTRAの方が白湯ならどうかと出してくれて、ゆっくりと飲みながら体調を落ち着かせようとするも、まぁ中々気持ち悪さは消えません・・・。
身体が冷えてきている感覚はないものの、そのままの恰好で過ごして大丈夫なわけはないのでさっさと温泉に向かいたいところではあるのですが、具合が悪くて立つことが出来ません。
10~20分くらい座ってて少し落ち着いて、何とか立って移動することが出来るようになったので、大会運営が用意してくれている温泉への送迎バスに乗って、大会のために当日はオールナイト営業にしてくれている「ハチ北温泉 湯治の郷」に向かいます。
昨年はリタイア後のガッカリした感じで浸かった温泉ですが、今年はやり切った満足感で浸かることが出来ました。
気分も気持ちも良すぎてめっちゃ長湯したかったのですが、相変わらず気持ち悪さは消えていないので、身体の負担にならない範囲で堪能してから、再びバスに乗って大会本部に戻りました。
だいぶ胃腸も落ち着いてきたのでカレーライスのふるまいを頂いたのですが、なんというか、めちゃくちゃ身体に染み渡りました・・・。
表彰式は翌朝9時からなのでそれまで時間を潰して(レース後だからいつも通り寝れないw)、表彰を受けてメダルを頂き、OTRAの方に挨拶したりして、自宅へと帰りました。
感想
昨年の99kmリタイアのリベンジを果たすことが出来て、さらに総合8位(シングル!)、40代年代別2位を獲得することが出来て、めちゃくちゃ嬉しい結果となりました。
また、結果以上に、3周目に潰れた後も出来ることを最後まで必死にやり続けたので、フィジカル的にもメンタル的にも完全にやり切ったと言える満足感があります。
今年5月に参加した比叡山ITR(50mile)でのタイムアウトの経験(反省)もとても活きました。
めちゃくちゃ結果論ですが、9位の選手との差は、最終エイドの28分から、ゴールタイムで11分まで縮まっていて、緩めていたら逆転されていた可能性が十分にありました。
後ろのライトの光に怯えつつ、マジで必死に頑張りましたw
レース運びとしては、昨年は1周目に突っ込み過ぎましたが、今年は2周目に突っ込み過ぎたので、進歩したんじゃないでしょうか!(違うそうじゃない
まぁ、トレラン始めてまだ1年8ヶ月なので、リザルト的に初級者とは言いませんが、経験値的には初心者に毛が生えたようなもんだと思いますので、ロングのペース配分なんて分かるわけなくていーんです(´_ゝ`)
レースレポートは以上となります。
お読みいただきありがとうございました。
昨年同様、戦略面でのレースの振り返りとか感想を後日投稿するつもりなので、良かったらそちらもご覧ください(完全に蛇足という説もある)。
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