第2回奥津泉山スカイレース ロング 1位

トレイルランニング

岡山県の鏡野町で行われる奥津泉山スカイレース、第1回の昨年はミドルに参加、第2回の今年はロングに参加してきました。

そして、今年は西日本選手権を兼ねていないので、ロングでも少しは化け物クラスの方たちも減るだろうから、あわよくば入賞を・・・と思ってたのですが、優勝しちゃいました・・・(;´_ゝ`)

レースレポートです。

>> デジャブな前回

コースプロフィール

本来、ロングコースは距離25km、獲得標高2,400mなのですが、大会当日の朝まで雨が降っていた関係で一部ショートカットとなり、COROSの時計での記録上は23.26km、獲得標高2,067mとなりました。

アップダウンはこんな感じです。

やらしいw

大きく分けて3回登って下りるのですが、1回目の下りで2回目の登り途中にトラバースするような形でのショートカットとなりました。

レースレポート

Photo by 安田淳

昨年はレーススタートと共に飛び出してしまうというやらかしをしていたので、今年は慎重に・・・!w

絶対に先頭には立たないという強い意志のもと走り出し、2番手につけます。

もうちょっと速くてもいいかなーと一瞬思いましたが、自重します。

スタート数分ほど経って、ちょっときついかもなと思って心拍見てみると、早くも170bpmを突破。

どう考えても強度が高すぎるwww

レースのテンションで主観的強度がちょっと麻痺しちゃっているようです。

最初は2.5kmほどのロードで、徐々に斜度が上がっていきます。

斜度の上昇と共に先頭について行くのがきつくなってきて、トップからは遅れて4番手でトレイルに入ります。

トレイルに入るとすぐに急登が待ち構えています。

Photo by キヤマナミ

何度か試走して、コースはほぼ完ぺきに把握しているのですが、やはりここの急登はレースのテンションでも走れない・・・!

Photo by キヤマナミ

出来るだけテンポよく足を進めるようにして登っていきますが、やはり先頭からは徐々に遅れていき、さらにすぐ後ろには女子のトップと男子の後続が迫ります。

何とか抜かれないまま1つ目の登りを終えて、下りに入ります。

スタート前まで続いた雨の影響で路面はウェットですが、そんなにズルズルというわけではなく、快調に飛ばして下っていき、一人抜かして3位で下りを終え、2つ目の登りに入ります。

2つ目の登りは階段を中心とした急登、ここも走るのは難しく、歩きで登っていきます。

1つ目の登りから頑張りすぎて、既にペースは落ち気味、、、下りで抜かした選手にサクッと抜き返されて、4位に落ちます。

何とかそのままの順位で2つ目の登りを終えたところ、マーシャルの方から「2位ですよ!」と。

どうやら1位と2位の方はロストした模様・・・。

ロストかー・・・残念・・・と複雑な心境になりつつも、それはそれとして進みます。

2つ目の下りは先ほどとは違って足元がちょっとズルズルな感じ。

油断すると足が持ってかれるので、滑ることも前提にしつつ飛ばして下っていると、先ほどの登りで抜かれた選手をキャッチ&パスして1位に。

トレイルの下りを終えると、しばらく下り基調のロード。

スタート時に500ml持っていた水分はとっくに無くなっていることもあって、結構脚がピキピキきてて攣る兆候が。

コースが一部ショートカットになったことに伴ってエイドも1つカットになっているので、500mlスタートじゃちょっと足りなかった&ミネラル補給用の岩塩カプセルを忘れるというミスをしてしまったのが痛い・・・!

後続が気になるものの、ロードは飛ばし過ぎないように抑え気味で走り切り、最初のエイド&CPに到着。

スポーツドリンク400mlをフラスクに補充し、コーラを紙コップで1杯頂いて、すぐにエイドを出発。

折り返してトレイルに入る直前に2位の選手が見えたので、差は2,3分くらいでしょうか。

残す登りは1本ですが、今の脚の状態を鑑みると登りで追いつかれることは必至。

出来るだけ追いつかれる場所を先延ばしして、下りに向けて差を最小限に留めるという勝負になるかなー・・・、と思いながら、ちょっとしたアップダウンの区間を終えて、最後の登りへ。

下手したら先述のアップダウン区間で追いつかれてもおかしくないと思ってたものの、追いつかれないまま、最後の登りも残り半分くらいに。

これはこのままいけるか・・・?と思っていたら、やっぱり後ろから来た・・・!

でもなんか違う、、、よく見ると別の選手。

というか、序盤に前走ってた選手じゃね・・・?と思って焦ります。

しかし焦ってもペースは上げられず、脚の状態もかなりやばくて攣りそうで、ジリジリと差が縮まっていきます。

最後の登りも終盤、ロープもある急登でついにキャッチされました。

聞いてみるとやはり前走っててロストした選手のようで、復帰して追いついてきた模様。

そしてそのまま抜かれます。

ちょうどマーシャルの方(岡山の虎さんw)もいて、「もうちょっとよー、頑張れー!」と応援してくれますが、脚がもう攣りまくってて、とてもじゃないけど追いすがれない状態。

離されていきますが、下りに向けて差を最小限に留められるよう、必死に登ります。

最後の登りを終え、後は稜線を走ってヒュッテエイドに行き、その後は下るだけ。

稜線を走るも・・・、脚が攣りまくっててうまく走れない・・・!

飛ばして前を追いたいのですが、力を入れると今にも完全に脚が終わってしまいそうなので、騙し騙し辛うじて走ります。

そうこうしつつも前に追いつくことができ、同時に最終エイドにIN!

レース展開としてはめっちゃ面白いw

とにかく水分、ミネラルが不足しまくっているので補給したいところですが、あんま時間もかけられないので、急いでスポーツドリンクを紙コップ2杯貰って、とっくに空になっているフラスクへの補充は省略!

先にエイドを後にします。

相手もほぼ同時にエイドを出たので、その先にある少しの登りで再びサクッと抜かれ、離されます。

少しの登りを終えて、最後の下り。

先ほど、エイド前の稜線で追いついて少し後ろについて走った感じから、相手は下りをそこまでぶっ飛ばすタイプではなさそう。

ロードの下りまで勝負を引っ張るより、トレイルの下りの間に決めるべきだろうなと考えつつ、脚を回復させながら前を追います。

程なくして追いつき、声掛けしてすぐにパスし、追いすがれないよう、一気に全力で下ります。

ちょっとかかり過ぎて自分でも引くくらいのスピードが出て、なおかつ、中々減速できずに焦りましたがw、そのまま振り切って見えなくなるくらいまで差をつけてから、減速します。

脚の状態は変わらず良くはないものの少しはほぐれてて、ある程度飛ばして下るくらいなら何とか持ちそう。

出来るだけトレイルの区間で差を広げられるように祈りつつ下り切って、残すはスタート直後も通ったロード、下り2.5km。

昨年はキロ4分くらいで走れていましたが、今年はキロ4分半で走るのがやっと。

追いついてきてないか何度も後ろを振り返りながら進みますが、姿は見えず、何とか大丈夫そう・・・!

昨年のミドルに続いて、ロング1位でゴールしました!

Photo by 安田淳
いやキツそうだな・・・w(めっちゃキツカッタ

ゴール後

Photo by 安田淳
1,2回尻もちをついたのもあって、汚れてます(;´∀`)

走っている間の水分補給が全然足りてなかったので、ゴール後にしっかり水分補給をさせて頂きました(;´∀`)

右: ゴール後に頂いたkiyasumeドリンク(@kiyasume_ikemitsu)
左: 参加賞のプロポリスドリンク(山田養蜂場)

脚が落ち着いてから一度駐車場に戻って着替えてから、しばらくまったりと。

昨年同様、表彰式までの隙間時間に温泉に行きたいところですが、ミドルコースに出走した妻がまだ走っているのでそういうわけにはいかず(´_ゝ`)

また、トレラン始めてから2年半ほどですが、昨年は会場でも(当たり前ですが)知り合いとか全然いなくて話し相手もいませんでしたが、特にこの1年で随分と多くの方と知り合えてお話しさせていただけるようになりました(*´▽`*)

合間に、ふるまいのソーキそばを頂いたり。

美味しすぎてスープも全部飲み干しました(@tidasobaya)

14時からの表彰では、スカイランニングのビブスを頂きました。

Photo by 安田淳

これは着てると中々に目立つw

今年の優勝者フォト(?)ということで女子優勝(連覇)の相原さんと写真を撮って頂きましたが、緊張で顔が固すぎ&怖すぎでした(;´∀`)
本人は笑ってるつもりなんですが・・・w(恥ずかしいから載せないw)

そうこうしている間に、間もなく15時。

ミドルコースの制限時間が迫りますが、妻はというともうあと一息・・・!

ゴール後からGPSログをちょいちょい見守り続けていましたが、ほんとギリギリでハラハラしていましたが、無事2分前にゴール(*´з`)

kiyasume飲んでソーキそば食べて、奥津温泉に入って帰宅しました。

リザルト

正式リザルトは、3時間27分57秒でした。

2位との差は2分弱で、ギリギリでした。

というかロストされていることを加味すると負けてますし、何なら前走ってたもう1名は「なぜそっちから!?」というような箇所で反対から走って来るくらい大ロストしてますので、実質3位ですね。

また、雨のため2kmほどショートカットになってますが、フルコースだった昨年の1位、2位のタイムより遅いです(;´∀`)

今年の私のタイムに+15~20分して昨年のタイムに当て込むと、6,7位くらいですかね(;´_ゝ`)

なので全然走力に見合わない結果ではあるんですが、まぁそういうこともあるよねということで(^^;)

逆に、化け物クラスが昨年よりは減っているであろう今年の目標で「入賞」は、適切だったと言えるかもしれませんw

振り返り

スプリットはこんな感じになりました。

初っ端から心拍ぶちあがってますね!

昨年の反省は全然ない模様(;´_ゝ`)

補給

昨年の反省と言えば、昨年のブログにこんなことを書いていました。

今回補給は100g分の糖質とアミノショット赤1つを持ってってたのですが、ちょっと足りませんでした。
今回のコースプロフィールだったら、糖質150g分とアミノショット赤1つが良かったです。

完っ全に忘れてましたね!

今回補給は125g分の糖質とマグオン1つを持ってって、足りませんでした。

何のためにブログ書いているのかと!(;゚Д゚)

今回は脚攣り予防の岩塩カプセルも持っていくのを忘れましたし、そもそもスタート時の水分も、エイドで補給した水分も足りてませんし、補給関係はボロボロでした。

下り

一方で、下りは上手くいきました。

試走には、オフィシャルの試走会に1回、妻の付き添いで1回、一人で2回の合計4回行きました。

最後の試走として1週間前に一人で行ったときは、上手くスピードに乗せられなかったり、ライン取りがいまいちだったところは戻ってやり直したりしながら、区間ごとの特徴や飛ばし方を把握しておいたのですが、それが本番でしっかり活きました。

遠方の方からするとズルいですがw、地(元)の利を活かさせていただき・・・(;´∀`)

グローブも、ハーフフィンガーですが付けてって良かったです。

木をつかんだり、木でバウンド(!?)しながら下るには必須ですね。

下りを強化したい方は来月(11月)行われる以下の大会に参加するといんじゃないですかね(´_ゝ`)
(過酷な大会なので、エントリーは自己責任で・・・w)

ツクツク!!!「氷上青垣グレートトレイル」

まだエントリーしていませんが、昨年に続いて、今年も参加する予定です。

すっかり忘れてましたが、昨年のブログを読み返してみると、その頃は下りがあんま得意じゃなかったようです。

今では完全に強みになってますし、そのおかげで今回1位になれたわけですし、ほんと分かんないものです。

ではまた。

文中で紹介しきれなかった参加賞のマグカップ。
丁度使ってたやつが割れたところだったので、早速仕事中にコーヒー飲むのに毎日使ってます(*´ω`)
というか、マグカップにプロポリスドリンクに、ゴール後のkiyasume、ソーキそばと、温泉の割引券やソフトクリームの割引券など、参加賞が盛りだくさんです(;・∀・)
優勝賞品のインナーファクトの4インチランパン Mサイズ。(インナーファクト オリジナルアパレル
普段自分で買う時はSサイズなのですが、これはこれでゆったりな着心地で、普段使いに良い感じです(*´ω`)
優勝賞品その2のおいエナ。(サトヤマWORKS
昨年の奥津泉山スカイレース ミドル年代別1位の商品としてもらって、その後TAMBAシリーズ戦で初めて使ってから愛用しています。
私にとってはロングの補給としてかなり合ってて、TAMBA100本戦でもかなり助けられました。
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