【第9回倉敷国際トライアスロン】4. ヒルクライム2本のバイク

トライアスロン

今年のメイン大会としてターゲットしていた倉敷国際トライアスロンの参戦レポート。

その4. ヒルクライム2本のバイクです。

[前回]

バイクスタート

バイクのスタートは、いつも通り裸足で駆け出し、スタートラインを超えた直後にバイクに飛び乗ります。

第4ウェーブスタート&スイムが遅いからか、このスタートやってる人は周りにはほとんどいません。

タイム短縮云々ももちろんあるんですが、私としてはこのトライアスロンやってる感が楽しいんじゃないかと思っていますw

もちろん飛び乗るのが安全とは言いませんが、ちょっと練習すれば誰でも出来ることだと思いますので、トライアスロンやっててまだトランジションエリアでビンディングシューズを履いている方がいましたら、是非練習してみてくださいw

※ロングは別です。ロングの場合はよっぽど上位を争う選手以外は、その後の数時間を快適に過ごすことを優先すべきで、私も靴下&シューズをトランジションエリアで履くと思います。

さて、颯爽と飛び乗ってスタートしようとしたは良いものの、ちょうどそのタイミングで、

「お父さん頑張ってーー!!」

と、元気の良い応援が聞こえてきました。

応援に来てくれている6歳の娘の声援です(*´▽`*)

これに答えないわけにはいくまいと、手を振ると、せっかく輪ゴムで水平に固定して足を乗せやすくしていたシューズから、軽く足を踏み外してしまいましたw

余談ですが、私が走り去るとすぐに娘は、

「ランのとこ行くよ!ランのとこ行くよ!」

と、祖父母&母を引き連れてランのところに早々と向かおうとしていましたw

競技順もバッチリ把握してくれているのは嬉しい限りですが、お父さんそんなに早く帰って来れないよ・・・w

バイクスタート直後、時計を切り替え忘れていることに気づき、スイムをストップ、バイクをスタートさせます。

経過時間35分。

この時点で目標としていた2時間30分切りはほぼ不可能であることを把握します。

(そもそもの目標設定がパフォーマンスに比例していないという話ですが・・・w)

まぁ、競技中は個人的には目標とか物欲とか気にしちゃいないのでw、ただ全力を尽くすのみです。

スイムアップ直後に走っているときもそうでしたが、バイクスタート直後も特に足が重いといったことはありません。

バイクコースは旧鷲羽山スカイラインを2回登る、トータルの獲得標高700mほどある難コースですが、タイムトライアルをしているわけですから平坦・下りで踏むことはとても重要、序盤の平坦もしっかりと踏んでいきます。

なお、「序盤の平坦」と言っても、ちょいちょいキツイ登りは出て来ます。

斜度が結構厳しいところはダンシングを織り交ぜつつ、速度を落としすぎないよう追い込んでこなしていきます。

周りの選手はスイムアップ直後だから流しているのか、旧鷲羽山スカイラインに備えて温存しているのか、特に登りで速度差があったため、次々に追い抜いて進んでいきます。

驚異のスピード

1本目の旧鷲羽山スカイラインの登りに入りました。

旧鷲羽山スカイラインに入っても疲れが出ることはまだありません。

4回ほど試走してコースもほぼ頭に入っており、この先どう言う登りがどれだけあるかも分かりますので、ペース配分も出来ています。

また、経験の浅いスイムと違って、バイクは足の状態がどれくらいだったら、どれくらいまで追い込めるか、後どれくらい足が残っているかも大体わかります。

400人以上参加する大きい大会だけあって、当たり前ですが私よりバイクが速い人もいっぱいいます。

とはいえ、そこまで大きな速度差があるわけではなく、追いついたり、追い抜いたり、追いつかれたり、追い抜かれたりを繰り返します。

まぁ、第4ウェーブスタート&スイムが遅かったこともあって、ほとんど最終的には追い抜きますが(´_ゝ`)

などと調子良く走り、1本目の登りも後半に差し掛かったところで、エンジン付きのバイク、オートバイに追い抜かれます。

先頭誘導車両です。

先頭と言うことは、私が1本目の旧鷲羽山スカイラインを登っている間に、1位の選手は2周目に入った上で私に追いついたということになります。

旧鷲羽山スカイラインは、私の脚力だと1周27分ほど。

ウェーブスタートでスタートに9分差がある点、私のスイムが遅かった点を考慮しても、まさか旧鷲羽山スカイラインでラップされるとは予想だにしていませんでした。

先頭誘導車両に追い抜かれて程なく、登りで1位の選手に追い抜かれます。

ゼッケンナンバー2番、3年前の大会で3位だった今年の優勝候補の一角、T氏です。

もうなんというか体つきが全然違います(´_ゝ`)

上半身はあまり見えませんでしたが、足の太さ、つまりは筋肉の存在感が私なんぞとは段違いです(;゚Д゚)

筋肉質な体格でとても重そうに見えましたが、そのパワー(?)でぐんぐんと登っていきます。(筋肉ライマー?w)

PWRで言うと5倍前半くらいでしょうか、極端に速いとも思わなかったので、無理すれば一時的にあればついていけそうな速度ではありましたが、当然私は5倍なんて出したらすぐ足を使い切ってしまいます(;’∀’)

逆に言えば、分かってはいたことですが、トライアスロンでもある程度上位を目指そうと思ったら、ホビーレベルでも最低5倍なんでしょうね。

ほどなくして、T氏は見えなくなりました。

なお、2位以下の選手は周りにはおらず、記憶にある限りでは走っている間に抜かれることはありませんでした。

タイム差からすると抜かれててもおかしくはないのですが、記憶になかっただけですかね・・・(^^;)

まぁそれだけ1位の選手の印象は強烈でした。

(なお、T氏はランで大きく崩れて最終的に6位だった模様)

ヒルクライムからのダウンヒル

2週間前の天気予報では大雨でしたが、大会が近づくにつれて予報は変わっていき、当日は晴天でした。

午前8時に開始した大会ですが、バイク競技を行っている時点でかなり気温は上昇しており、既にかなり暑いです。(Garminのログではこの時点で30度オーバー)

バイクにドリンクホルダーは2つ付けていますが、ドリンクボトルを2本持つとそれだけで1kg増となってしまいますので、1本体制で臨んでいます。

バイクコース各所には補給所が設けられており、紙コップでの水およびスポーツドリンク、また、とても冷えた水を染み込ませたスポンジが用意されており、それらを走りながら受け取れるよう、ボランティアの方たちが渡してくれます。

走りながら補給を受け取るということを初めて行いましたが、ヒルクライムなこともあって速度は低速、

  1. 片手で紙コップを受け取って一口飲んで
  2. そのままスポンジを受け取って首元に冷たい水を流し込み
  3. 用意されているゴミ箱1に紙コップを捨てる
  4. 用意されているゴミ箱2にスポンジを捨てる

というのを割と器用にこなせましたw

ただ、走りながらできるのは良いのですが、やはり補給を受け取るたびに減速はしてしまい、どうしてもタイムロスしてしまいます。

1本目の旧鷲羽山スカイラインを登り切り、折り返します。

折り返しから旧鷲羽山スカイラインの登り口まで、下り基調となりますので可能な限り飛ばしていきます。

大会前から気になっていたのですが、事前に郵送された資料には下りでの追い抜き禁止に関する記載があったのですが、前日に配布された資料にはその記載はなく、コース下見および説明会でも言及がありませんでした。

そのため、下りでの追い抜きは良いのか悪いのか分からず仕舞い。

ということで、下りかどうかグレーな箇所では遠慮なく抜いていきます。

しっかり下っているところはそもそも危ないので、遠慮気味に抜いていきます。
Σ(゚Д゚) < 結局抜くんかい!

まぁ、一本目の登りの時点で、対向車線で上位の選手が下りでガンガン抜いてってるの見ているので、そういうものなんだと解釈しました(´_ゝ`)

そういえば、下りでVengeを見ました( ゚Д゚)

いわゆる現行最速のロードバイクの一つですね(*’ω’*)

下りでそんなに踏んでいるようには見えないのにしっかりと速度が出ています。

Venge専用のTTバーもアッセンブルしており、羨ましい限りです・・・(*´Д`)

SystemSixも専用TTバー出ないかなー、出たらバイクごと欲しいなー、まぁ買えないけど、などと思いながら走り続けます。

バイクゴールへ

旧鷲羽山スカイラインの登り口まで下り切ると、折り返して再び登っていきます。

2本目のヒルクライムです。

試走していないと中々の心折設計なコースかと思いますが、私は試走でしっかりと把握しているので特に問題ありません。

1本目と変わらぬ速度で登っていきます。

中程度の強度で長時間というのは苦手だったのですが、トライアスロン向けにトレーニングを行った結果、それなりにこなせるようにはなりました。

まぁ、やはり「それなりに」ではお話にはならないのですが。

特に追い込みすぎてタレることもなく、かといって楽をするといったこともなく、ノントラブルで2本目のヒルクライム、ダウンヒルを終えました。

旧鷲羽山スカイライン2周を終えると、次は風の道という少し道幅狭めの歩行者・自転車専用道路を経由してバイクゴールへと向かいます。

風の道は追い抜き禁止ではないのですが、前をまずまずのペースで走っている選手がいたので、詰めすぎてドラフティングペナルティ取られないよう気を付けつつ、後ろについてランに備えて流します。

風の道を抜け、バイクのゴールラインに向かいます。

ゴールラインに到達する前には、もちろんシューズをペダルに固定したままバイクの上で脱いでおきます。

ゴールラインでは走りながら飛び降りる気満々だったのですが、前で何人も選手が停止して降車しており道が塞がっていたので、仕方なく自分も停止して降車し、裸足で走って追い抜きますw

トランジションエリアに着くと、

  1. バイクをラックに押し込み
  2. ヘルメットを脱いでカゴに入れ
  3. ランシューズを履き
  4. ランキャップを持って

走り出します。

ラントランジションもとてもスムーズにこなせました。

例の如く、靴下には目もくれません(´_ゝ`)

トランジションエリアを出て、最後の種目、ランのスタートです。

バイクラップ
 1:26:29
 35位(421人中)
スプリット
 1:58:21
 217位 ⇒ 57位(421人中)

【第9回倉敷国際トライアスロン】5. 灼熱のランに続きます。

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