娘が1.7kmの部に出るというので、ついでに私もハーフマラソンにエントリーして、大人になってから初めてとなるマラソン大会に参加してきました。
参加経緯
実は本大会、美作F1ロードマラソンににエントリーするのは2回目。
4年前にエントリーしてたのですが、積雪と路面凍結のため中止になっていました。
それ以来、コロナ渦なこともあって、マラソン大会にエントリーすることはなかったのですが、本大会は小学生低学年も1.7kmの部があって、小学三年生の娘に聞いてみたところ「出たい!」というので出てみることに。
伴走しても良いのですが、まぁせっかくなんで自分もハーフ走ろうかなと思い、娘には「じゃあ一人だけど頑張ってね(*´▽`*)」とw、ついでに自分もエントリーすることにしました。
今までトライアスロンやオープンウォータースイムの大会には出たことがありますが、マラソン大会に出るのはこれが初めてです!
初めてのマラソン大会ながら、トレーニングはあまり積めておらず調子はそれほどで、何とか100分切れればーという感じでのコンディションでの参加となりました。
まぁ、実際のところ、ラン単体でタイムトライアルは1,2年ほどしていないので、自分の今の走力もよく分かってはいないのですがw
美作F1ロードマラソン
この大会の特色は2つ!
1つ目はFIA国際公認のサーキット場を走れるということ。
ハーフマラソンのコースは、サーキットコースを1周半してから場外にでて一般道を走り、またサーキット場に戻ってコースを1周してゴールとなります。
なお、フルマラソンの部はありません(残念!)。
ハーフマラソン以外にも、10km、3.4km、1.7kmの部があり、いずれもサーキットコースは走れるので、走力に応じて楽しめるのもうれしいところ。
ただ、小学生は1.7kmの部にしか出れないので、娘的には3.4kmの方に出たかったようで、ちょっと残念でしたね。
せめて4年生ぐらいからは3.4kmの部にも出させてくれればよいのにと思いますが・・・。
ちなみに、1.7km仮装の部なんてのもあります。
アーニャ二人くらいみかけましたね・・・w
ただ、ハーフマラソン走ってるキャプテンアメリカもいたような・・・w
2つ目の特色は、登り地獄!
高低差が最大で140mあります。
画像はかなり省略されていますが実際はもうちょっと細かなアップダウンもあって、獲得標高200mくらいはありそうです。
他の人のStravaアクティビティ見てみると、260m前後でした・・・。
まぁ、Stravaの獲得標高も、ほんまかいな・・・とは思いますが。
大会本番
てことで大会本番です。
エントリーが8時~9時20分までなのですが、割と近いから8時過ぎに家を出ました。
はい、かなりギリギリでした(;´Д`)
締め切り10分前くらいに何とかエントリーを済ませ、トイレ済ませて準備してたらもうスタート時間の9時50分が迫ります!
どう考えても家を出るのが遅すぎました・・・。
次があったら、もうちょっと早く家を出よう・・・、トイレも全然空いてて大きい方でも待ち時間5分ほどで、家でギリギリまで粘る必要もありませんでしたし・・・。
スタートラインに並ぶ前に、アミノショットの赤を一つ補給しておきます。
それに加えてハーフマラソンなのでいらないのですがw、足つり予防にMag-onを一つポケットに入れておきます。
1.7kmの部の娘のスタートは11時10分とまだまだ余裕なので、娘は妻に任せて自分はそそくさとサーキットコースに入り、スタートラインに並びます。
どの辺に並べば良いかよくわからないので、服装と靴で何となく判断してw、前から4,5列目くらいに位置しました。
「半袖半パン!これはガチ勢だ、近寄らないようにしよ・・・」
「ヴェイパー!これもあかんやつや、近寄らないようにしよ・・・」
「ズームフライ!私と同じシューズ!ここだー!w」
ちなみにとても雰囲気は和やかで並びもゆるりとした感じだったので、5分前に行っても最前列付近に行けそうな感じです。
カウントダウンが始まり、号砲でレーススタートとなりました。
1km~6km
目標タイムは100分切りなので、キロペースの目安は4分40秒ほど。
後半は登りだから前半に貯金を作っておきたいところですが、出だしのペースは・・・と、時計を見てみると、
3分40秒
と、飛ばしすぎぃ!!!
調子に乗って後先考えずに飛ばして、後でタレるいつものパターン!!!\(^o^)/
ペース的には自分としては異常なハイペースで、このペースだと5kmですら余裕でPB更新するようなペースになっています・・・。
が、大会のアドレナリンか、体感的には全然余裕をもって走ってスピードが出ちゃってるような状態で、マラソンの経験が浅すぎて自分でもどうしたら良いのか分からない。
分からないんだったら・・・、とりあえず行けるとこまで行って撃沈してもいっかーw、あわよくば下りを利用して10km40分切り(PB)、登りで撃沈するまで押してあわよくばハーフのPB(91分39秒)更新、さらにあわよくばサブ90分なんてのも・・・と、これまたいつも通り自分を過信して突っ込むことにしました。
懲りないねぇ・・・
km | ペース | 獲得標高 | 心拍数 |
---|---|---|---|
1 | 4:03 | 4m | 129bpm |
2 | 4:05 | -5m | 147bpm |
3 | 3:52 | -14m | 149bpm |
4 | 4:14 | 19m | 159bpm |
5 | 4:09 | 6m | 164bpm |
最初の5kmはキロ4分ちょい!
5kmのPBも19分49秒なのに、何やってんのこの人・・・(;゚Д゚)
6km~11km
6km過ぎても、体感的なきつさもペースもあんまり変わらず。
むしろ本格的な下りに入って、ペース上がってます・・・。
km | ペース | 獲得標高 | 心拍数 |
---|---|---|---|
6 | 3:53 | -34m | 166bpm |
7 | 3:45 | -41m | 159bpm |
8 | 3:43 | -30m | 167bpm |
9 | 3:51 | -19m | 169bpm |
10 | 4:01 | -11m | 164bpm |
11 | 4:06 | -7m | 161bpm |
ここまでで気づいたことが一つ。
どうも私は下りが得意っぽい。
普段のトレーニングは一人で走ってて、練習会に参加したことがなく、他人と走ったことがないです。
トライアスロンの大会では、スイム、バイクからランに流れるのでその時点で差がついている上に種目ごとに得手不得手があるため、まとまって走るということがほとんどなく、ペースの合う集団で走るという経験が今まで一度もありませんでした。
今回はマラソン大会なので、スタート後からペースの合う集団で走ったりばらけたりを繰り返していたので、初めて他人の走るペースと自分の走るペースを比較できる環境でした。
その中で、私は下りだとペース速い集団についていけるものの、登りになった途端にペースがガクッと落ちるようで、ちょっとした登りで集団から遅れては下りで追いつく、場合によっては追い抜く、という走りになってました。
まぁ、得手不得手もあるかもですが、今回はそんなにトレーニング積めてなかったのに加えて、体重も自分的には結構重めな57kg前後での出走となっていたのも、登りが遅い要因としてあったかもしれません。
そんなこともあって、下りはおそらく自分の走力より全然上の集団に紛れ込んで走るという形になっていました。
かといって、自分的にそこまで無理していたり、足を使いすぎていたりという印象はないので、まぁ行けるとこまで行って、折り返し後の登りでは遅れていくだろうけど気にせず完走を目指していこうと走ります。
12km~17km
折り返し地点を回り、快調に下ってきた道を引き返す形で、登りに入ります。
この先はただひたすらに耐えるのみ・・・。
前述の通り、本格的な登りに入ると、一緒に走っていた集団について行くことはできず、早々に千切れました。
とはいえ、あまりズルズルとペースダウンしすぎてもいけないので、潰れてしまわないギリギリのところで踏ん張ります。
普段ランニング中の呼吸は、余裕があるときは2回吸って2回吐くというオーソドックスなタイプですが、15kmを過ぎるころには余裕のないときの1回吸って1回吐くタイプに切り替わってました。
6kmちょいならギリギリもつ・・・と考えながら限界間際のペースで走り続けます。
km | ペース | 獲得標高 | 心拍数 |
---|---|---|---|
12 | 4:32 | 3m | 161bpm |
13 | 4:20 | 0m | 163bpm |
14 | 4:33 | 12m | 158bpm |
15 | 4:36 | 19m | 160bpm |
16 | 4:43 | 25m | 163bpm |
17 | 5:03 | 38m | 164bpm |
思ってたよりペースは落ちていないものの、サブ90分にはかなりギリギリのペース。
改めて心拍を見てみると、14km、15kmで少し下がっているので、ここもうちょっと押せてた感がありますね・・・。
マイペース、と、少し緩んだペース、の見極めが難しい・・・。
18km~20km
サーキット場前の激坂区間を登り、サーキット場に戻ってきました。
タイムはかなりギリギリ!
ここまでで、Garmin Instinctが示す距離表示より、距離案内看板の表示の方がやや遅く来るので、実際のゴールはGarminの距離表示だと21.2kmか21.3km地点になりそう。
それもあって、90分切りはかなりギリギリ、しかし、ラストスパートかければ何か間に合っちゃいそうで、スタート前は夢にも思わなかった90分切りが現実味を帯びている状況。
サーキット場内のコースはスタート直後も走ってて分かってはいたものの、登りもふんだんにあるコースレイアウト・・・。
ただ、長く続く登りではなく、タイム的に後もないので登りも極力ペースを落とさないようプッシュします。
km | ペース | 獲得標高 | 心拍数 |
---|---|---|---|
18 | 4:52 | 34m | 163bpm |
19 | 3:59 | -15m | 167bpm |
20 | 4:25 | 20m | 165bpm |
90分経過まで残り5分6秒、マジでギリギリ!(;゚Д゚)
ゴール
残り1kmの看板!
ラストスパートに入ります。
90分経過まで残り時間は3分52秒!
もうちょっと余裕があったはずですが、サーキット場前の激坂に加え、サーキットコース内での登りでも地味に貯金を失っていました。
残り1kmの看板を過ぎてから数百メートル。
そろそろゴールが見えてきても良さそうなものの・・・、全然見えてこない!!\(^o^)/
周りは1.7kmだか3.4kmだかのランナーばかりで、この先、数百メートル先がゴールなのかどうか分からず、突如としてパニックに!(;´Д`)
一つ手前のカーブでコースから外れるべきだったのかと、立ち止まって数秒ウロウロ・・・。
一人自分と同じハーフのゼッケンの人を見つけた!
でもその人も私の挙動に気づいて動揺している!w
コースが合っているのか答えは見つからないものの、ミスコースしてたら90分切りは完全にアウトだからもうどうしようもない、ミスコースしてなかったらこの先がゴールだからまだ可能性ありそう、と判断し、引き返さずに再び進むことに(ダッシュで!)。
少し進んだら・・・、ゴール見えた!コースあってた!
迷った地点からもう100m進んだら見えてたのかよ!(自分が悪いw)
残り時間1分切ってる!!!(゚Д゚;)
猛ダッシュしますが・・・、ダメだ、これは数秒足りないやつ!!!( ;∀;)
手元の時計で、90分10秒でゴールしました。
km | ペース | 獲得標高 | 心拍数 |
---|---|---|---|
21 | 4:17 | 5m | 161bpm |
0.3 | 3:33 | -7m | 169bpm |
ゴール直後、自分の挙動で迷わせてしまった方も自分のちょい前でゴールで、たぶんサブ90分がギリアウトな感じだったので、惑わせて申し訳ないと謝りに行きました・・・(全然問題ないと優しく応対いただきましたm(_ _)m )。
ゴール後の感想
正式リザルトは、速報値でグロス90分12秒。
90分切りは叶わなかったものの、まさかこんなに早く走れるとは思いませんでした。
正直、このコースでこのタイムなら、普通のコースなら全然90分切れたと自分でも思いますし。
難コースなことから、今の調子だったら100分切りがギリギリ・・・と本当に思っていたのですが・・・。
最近のトレーニング状況を鑑みても、ちょっと自分でも予想外すぎました。
11月は90km、12月は91km、1月に入ってから大会前までで80kmほどと、あんま走り込んでもいなかったので、今までの走り込みに対する自分の走力と照らし合わせても、ちょっと良く分からない感じ・・・。
ランニング(マラソン)で「好調」はあれど「まぐれ」はないだろうし、何とか良かった要因を見出して再現性を高めて、ひいてはフルマラソンでサブスリーを達成してみたいものですが、果たして・・・。
翌日夕方の執筆現在、足が極度の筋肉痛でめっちゃ痛いので、大会テンションでただ単にPUSHしまくった説もありますが・・・w
流石にフルでそれやるとどう考えても30kmの壁を待たずして潰れるので、フルに流用は不可・・・となりますねぇw
ゴール直前の戸惑いも記録されてます・・・w
最後に大会の感想をいくつか。
程よく緩い
地方大会で、コースプロフィールからPB狙うようなコースでもないところもあってかw、ランナーの雰囲気が程よく緩い大会でした。
ネットでマラソン大会を調べてみると、「トイレ行列がー」とか、「スタートに早く並ばないとー」とか、「スタート直後の渋滞でタイムロスがー」とかあったのでちょっと構えてましたが、まぁそれは有名どころの都市型?マラソンの話のようで、この大会ではどれも完全に無縁の話だったようで、とても参加しやすかったです。
参加費もハーフで3,000円と、めっちゃ安いですし!w
距離表示少なし
距離表示がかなり少なく、5km間隔すらあったっけ・・・って感じです。
まぁ5km間隔は記憶にないだけであったかもしれませんがw、せいぜいそれくらいなので、もうちょっとあった方が良いのではないかなと思いました。
もちろん私はGarminの時計があるからなくても平気なのですが、ゴール前のガイドはもう少ししっかりして欲しかった・・・です・・・。
「残り1km」だけでなく、「残り500m」もあれば、ゴール前に不安になって戸惑わなくて済んだかも・・・。
出走時間はもう少し調整した方が良い
こちらも多分に主観が含まれるところですが・・・、サブ90分ギリギリの私と、1.7kmでゆっくり目に走っている人のゴールが同じ場所、同じ時間でした。
ハーフのスタートが9時50分、1.7kmのスタートが11時10分なので、1.7kmの走者がキロ5~6分で走ると、ちょうどハーフの90分後にぶつかるんですよね。
コースは十分に広いですし邪魔なんて言うつもりは一切ありませんが、シンプルに速度域の違う走者が同タイミングに同じゴールに向かうのは危ないです。
1.7kmの部は子供も多いので、ぶつかったり怖がらせたりしないよう十分に配慮して走りましたが、明らかに私のスピードはそのタイミングのゴール前においては異質でした。
中には、道は全然広くて大丈夫なのに、気配を察知して少し横に逸れてくださる方もいて、逆に申し訳なかったです。
10km、3.4kmの部もあるだろうから難しいとは思いますが、もう5分か10分ずらして間隔を開ければ、ちょうど速度域も近くなるでしょうから、調整した方が安全面が向上してよいのではと思います。
表彰・入賞の発表が遅い
発表の仕方が、部門ごとに順番に「呼び出し ⇒ 表彰」の順なので、前の部門の表彰が終わるまで、後の部門の走者が入賞しているのかどうかわかりません。
結果確定し次第、貼り紙だけでもしてくれればいいのにーと思いながら、娘の「1.7km小学生低学年女子の部」の入賞者発表を待ってて、発表されたのは12時くらいで、寒かったです・・・(11時20分には確定していたはず)。
まぁ、呼び出し形式の方が、貼り紙より盛り上がるとは思うので、良し悪しだとは思いますが。
エイドに面白みなし
市が主催の大会だし、なんか面白いものでもエイドにおいてるのかなーと思ってましたが、水とスポーツドリンクだけでした。
初参加なのでコロナが影響しているのかどうかは分かりません。
まぁ、あっても私はドリンクしか取らないのですが。
出店少なし
こちらもコロナの影響かもしれませんが・・・、コーヒーと、もう1店あったかどうかくらいしか見なかったような・・・。
大会の感想書いてみたらなんか悪いとこばっか出てきちゃいましたw
エイド云々とか、3,000円の参加費からすると全然悪いとこでもなんでもないんですけども!
気づいたところを書いたらこうなっただけなので、大会自体はとっても良く、娘もとても楽しめたようで来年以降も参加する気満々です!(慌ててフォローw)
おまけ
あ、娘、入賞してました。
すごいぞ、その黒豆はお父さんも美味しく頂こう・・・(*´▽`*)