自身2戦目となるトレイルランニング大会として、那岐ピークスのミドルに参加し、無事完走できました。
大会レポートです。
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筆者について
41歳男性、今年からトレランを始めた初心者です。
運動経験はほとんどないですが、2016年からロードバイクに乗り始め、2019年からトライアスロンを始めたので多少フィジカルはあります。
走力はフル3.5時間、ハーフ1.5時間くらいです。
那岐ピークス タフトレイルチャレンジ
那岐ピークスは、岡山県の北部に位置する那岐山系を縦走するトレイルランニング大会です。
チャレンジ(57km, D+4590m)とミドル(32km, D+2200m)の2コースあり、私はミドルに参加しました。
32kmで2,200m登るので、名前の通り距離の割には結構「タフ」なコースです。
0 ~ 3.6km 舗装路
3.6 ~ 25.3km トレイル
25.3 ~ 31.4km 舗装路
になってて、トレイル率は70%くらい。
最初の10kmくらいで、コースの最高到達点、那岐山の山頂に至るので、如何にそこまで早く登りつつ脚を使い果たさないようにするのかがポイントでしょうかね・・・(;´∀`)
事前準備
試走は3回に分けて行いました。
自分の走力だと、32km, D+2200mはどのくらいが目標タイムになるのか全然分からないものの、4時間半を切れたら超上出来(というか年代別入賞の可能性も出ちゃう)、とはいえ現実的には5時間切るのがやっと、下手したら切れないだろうなーという感じで事前に予想していました。
装備品
結構いっぱい必携品の指定がありますが、まとめてみたら意外とコンパクトになりました(*´▽`*)
必携品
- ザック Salomon SENSE PRO
- エマージェンシーシート
- ホイッスル ザックに付属
- 水分1L ソフトフラスク x 2(中身は両方ポカリ)
- 行動食 アミノサウルス x 2、アミノショット x 2、MEDALIST x 1、塩タブレット x 3
- レインジャケット mont-bell ストームクルーザー
- コースマップ
- ファーストエイドキット
- 携帯コップ さくらおろち湖トレイルランニングレースの参加賞(*´▽`*)
- ナンバーカード(支給品)
- 携帯電話
- 健康保険証
- ライト & 予備の電池 夜にはならないので超小型の単四サイズ
- ココヘリチップ(レンタル有)
- マスク
必携品が結構指定されているので、逆に必携品以外は何もいらなさそうな感じ・・・。
普段は熊鈴を必ず携行しているのですが(那岐山は熊出るし)、さすがに大会で人がバンバン通るので不要と判断してカットしました。
先頭を走る、なんてことはあり得ませんし!w
あ、携帯トイレはいざという時のために外せないので持ちましたw
服装はこんな感じです。
キャップは妻のノースフェイスのキャップ(白)が超軽量だったので借りようとしたのですが、いざ被ってみるとハチの深さが全然足りなくてすごく不格好・・・だったので、いつもランニングで使用しているPUMAのキャップ(黒)に変更しました。
あと、写真に入れ忘れましたが、ミレーのあみあみ(ドライミックメッシュ)をファーストレイヤーに着ました。
前日受付
受付は当日でもいいので行く必要はないのですが、何か売ってたり面白いことやってたりしないかなーと行ってみましたが・・・、出店されてたのはインナーファクトだけで、他は特に何も面白いものもこともなかったです・・・(;´∀`)
本当に、必携品のチェックと受付だけを済ませる感じでした。
必携品のチェックは、ミドルはエマージェンシーシートとザック、ホイッスルくらいしか見てなかったのですが、まぁ紳士協定的なもので、他の大会も大体みんなそんな感じなのですかね。
ライトとか、ヘッデンじゃなくてもいいのか分からなかったので、一応重さ別で3パターン持ってってたんですが(; ̄▽ ̄)
レース
てことで大会当日!
スタートの45分前くらいにゆるりと家を出て、歩いて会場に向かいます。
スタートは、ロードではそこまで遅くて邪魔になったりはしないかなーと、結構前目の2,3列目くらいに位置取りました。
最初のロード区間、試走で走った時も思いましたが、ロードとはいえ結構な登りです。
なのであんまペース上げすぎると後で絶対脚にくるからほどほどに・・・と考えていましたが、先頭に付いてったらなかなかの速さw
最初の1km, D+37mはキロ4分51秒!(;´Д`)
登ってるのにこれは完全にアカンペース・・・ですが、まぁ後のことを考えなければwせっかく先頭集団に付いていける貴重な機会(ペース)なので、レースとして楽しむこと優先で、とりあえず登り口までは先頭集団に付いていくことにしました。
程なくして集団が割れ始め、前2人 – 4人 – 9人くらいのグループに。
私は9人グループに位置して、そのまま登りに入りました。
心拍は一気に170台に突入!!!(;゚Д゚)
完全にあほの子ですが、レースは楽しくてテンション上がっちゃいますねーw
頑張って付いていけたのも登り口までで、そこからは徐々に離されていきます。
もうちょっと付いていけなくはなかったものの、さすがにそこまでやると本当に脚が終わってしまうので、登りはプッシュしつつも、脚パンにならない範囲の自分のペースで進みます。
ロードの段階で自分が思ってたより全然前の方にいるなーと思ってたので、前の人数をちゃっかり数えててw、その時点で15位くらいでした。
最初の15分くらいの登り区間を、登っていると、二人くらいに抜かれていって17位くらいになります。
お一人はゲストランナーのヤマケンさん、後で知ったのですが最後尾からのんびりスタートしていたそうで、それなのにもう抜いてくるとか流石としか・・・(;´∀`)
林道区間を経て、那岐山の登山コース(B)に入る前に、一旦少し下って最初のエイドへ。
エイドで特にランナーチェックはなく、補給したいものもなかったのですぐにエイドを後にして登山コースに入ります。
近所なので那岐山のBコースは何度も走っていて、先日タイムアタックしたときは何とか40分切れたものの、既にある程度疲労している脚でそれはどう考えても無理w
45分以内で登頂するくらいで進めないかなーと登っていきますが、そもそも登り口でタイムを確認し忘れるという・・・(;´∀`)
あとで見てみたら、Bコースの所要時間は46分47秒と、もうちょっと早く登りたかったところでした。
那岐山を登っている間もちょくちょく抜かれたりしつつ、たぶん登頂時点で20位前後くらい。
登りは苦手なので、得意の平坦であわよくば5人くらい抜いて15位くらいでゴールすればおこぼれ年代別入賞ももしかしたらあるかもー!?と思いながらw、山頂もそそくさと後にして先を急ぎます。
試走して分かってたものの、縦走路は地味になが~い・・・。
保持しているドリンクも結構無くなって来てて、第一エイドでドリンクだけでも補充しなかったのはちょっと失敗だったかも。
ふくらはぎが攣りそうな感覚が出つつ、塩タブレットとドリンク、補給食を取りながら進みます。
もともと塩タブレットは持っていくつもりなかったのですが、妻に勧められて一応持って行っておいて助かりました・・・。
補給食は当初予定通り、45分間隔で、アミノショット – アミノサウルス – MEDALIST – アミノサウルス – アミノショット を摂取していました。
脚を攣りそうになったり、ちょっと気持ち悪くなったりしつつも、何とかペースダウンを最小限に抑えられたこともあり、上から落ちてきた選手を少しパスして18位くらいで第二エイドに到着しました。
ソフトフラスクにスポーツドリンクを補充させてもらい、携帯コップでコーラを一杯頂く。
コーラ美味い!!!
ここのエイドも滞在時間1分あるかないかくらいで後にします。
沿道のスタッフの方から、「ラスボスだよ~」と応援を頂きw、最後の登りとなる山形仙へと向かいます。
試走で把握してましたが、やっぱここの登りは斜度も結構あってラスボスにふさわしくw、疲労の溜まった脚に堪える!
登りを終えた頃には、ふくらはぎの攣りそうな感じも結構ヤバいところまできてて、攣りそうというか最早半分攣ってて、地面を蹴って攣る、着地で伸ばす、また蹴って攣る、また着地で伸ばすという器用なことをしながらも、平坦 or 下りなので何とか走り続けます。
トレランあるあるだったりするのでしょうか・・・(; ̄▽ ̄)
ペースは落ちているものの、何とか極端に落とすことなくこなして、トレイル区間を抜け出して後はロード区間6kmを残すのみ。
ロード区間は(面倒だったので)事前に試走はしていないのですが、コース図見てもまぁ平坦だよねと思ってたら・・・、全然登り基調なんですがこれは・・・(;´Д`)
とはいえ、前にも後ろにも選手は全くいなくて、目標となる選手もいない、抜かれそうな雰囲気も全くない、という感じだったのでマイペースに進むしかなく・・・w
ペースはキロ5分・・・はもう出せなくて、キロ5分30秒くらいで進みます。
第三エイドでも、スポーツドリンクの補充とコーラを一杯頂いて、先を急ぎます。
エイドを出た直後は、急いでいるのに(急いでいるから)、安定のミスコースで90秒ほどロスしてみたり・・・。
案内矢印もあって冷静に考えたら間違えないで済んだはずなのですが・・・(;´Д`)
レースは残り2kmほどとなり、ゴールで待っているであろう妻に「あと2kmちょい」とLINEを送ります。
・・・と送っている正にその時、
「お疲れ様ですー!」
とミドルの選手に抜かれました!(;゚Д゚)
全然存在に気付いてなかったのでかなりビックリしつつ、さっさとスマホをしまって追おうとするも・・・、付いていけぬ(;´Д`)
見た感じキロ5分くらいでしょうか、疲労で私にはもうそのペースは出せず・・・。
じりじりと差が広がっていく中、カーブを曲がると舗装路ながら、結構な激坂が・・・。
「まだ登るのーーー!?」と思わず声に出して言ったら、抜いてった前の選手が笑って何か返してくれましたw(疲れすぎてて覚えていないw
どちらかというと得意な平坦路でさえ差が付いてってたので、苦手な登りだとこれは完全に千切れてしまうなーと思いながら走っていると、あちらはどうやら歩いてらっしゃる・・・(☆_☆)
自分もそんなに速くは走れず、ストライドなんて50cmどころか30cmくらいじゃなかろうかというくらいながらも、辛うじて走れてはいるのでじりじりと差を詰めて、抜き返すことに成功!( ̄▽ ̄)
登りで付けた差をキープして、そのままの順位でゴールゲートに!
事前にLINEで連絡入れてた甲斐あってw、待ち構えていた娘と手をつないで一緒にゴールゲートをくぐってゴールしました(*´▽`*)
4年前の倉敷国際トライアスロン大会でできなかった同伴ゴール、コロナの影響で4年越しになっちゃいましたが、無事娘とすることが出来て良かったです(^^)
リザルト
タイムは 4時間40分14秒!
4時間半には届かなかったものの、正直予想以上の結果が出てうれしいです!
総合順位は、18位!
序盤、思いのほか上位で展開できている時から、「TOP20を死守出来たら超いいなー」と欲張りにも考えていたのですが、なんか達成することが出来ましたw
年代別順位は4位!
年代別は3位まで表彰なので惜しかったーー・・・、と言いつつ、3位の選手は8分くらい前にゴールしているので、そんなに惜しくもなかったり。
そもそも、40代は3人も総合入賞されてて年代別から除外されているので、出場した40代としては7位だったり・・・(^^;)
大会振り返り
ペース配分
無謀にも初っ端先頭集団に付いてって、いきなり心拍170bpm以上までぶち上げたものの、結果的にはそれが良かったのかなと思います。
最後まで何とか潰れなかったんでね。
良く持ったな自分w
スタートダッシュで前目でレースを展開することでおおよその順位が確定させられて、苦手な登りでもその順位を落としすぎずに踏ん張れたことで、全然思ってたより上位なTOP20でゴールすることが出来たのかなと感じています。
まぁ、潰れなかったのは運とかコンディションが良かっただけ感もすごくありますが。
序盤は晴れてましたが、中盤から曇ってきてそこまで温度が上昇しなかったのも、運が良かったです。
エイド
第一エイドで水分補給の時間を惜しんだのはちょっと失敗でした、スポーツドリンクの補充だけでもしておいた方が良かったです。
あと、補給食はジェルを45分間隔で摂取していたものの、若干足りなかったです。
私の場合はこれくらいの距離だと40分間隔くらいがいいかもですね、もうちょっと長い距離のレースでは更に間隔狭めてもいいかも。
なお、足りてない感があるにもかかわらず、エイドでドリンク以外を補給することには全く気が回りませんでしたw
YAMAPで他の方の活動日記見てみると、和菓子とかフルーツポンチとかあったようで・・・。
出走する前は、頂くかどうかは別として、エイドにはどんなのが置いてるのかなーとかちょっと楽しみにしてたのですが、そういえばドリンク以外全く見ませんでしたから、何が置いてあったのか全く記憶にありません・・・(;’∀’)
ダメージ
以前フルマラソンを走った時は、なかなかに甚大なダメージを受けたものの、今回のトレランではそんなにダメージ残りませんでした。
翌日も特に大腿四頭筋やふくらはぎが結構な筋肉痛ではあったものの、普通に那岐山登れましたし。
次戦
これでトレイルランニングは秋までちょっとお休み。
全日本トライアスロン皆生大会(スイム3km、バイク140km、ラン40km)がもう来月に迫っているので、しばらくはトライアスロンモードです。
初のロングディスタンスのトライアスロン、果たしてこちらは無事完走できるのだろうか・・・(; ̄▽ ̄)