[スマートローラー] DIRETO XR ファーストインプレ [負荷連動]

zwift

ELITEが販売するミドルグレードのインタラクティブトレーナー、DIRETO。

3代目となるXRがとても魅力的だったので購入しちゃいました。

使用し始めて早2ヶ月以上たつのですが、ファーストインプレッションになります。

キタイ
キタイ

ファーストインプレッションと銘打っているのは、怪我から復帰してからというもの、まだ自身のパフォーマンスが戻ってなくて、定性的に見切れていないからです。

スペック

インプレの前にスペックをざっと。

  • 設置サイズ 840 x 650mm
  • 重量 16kg
  • 最大再現勾配 24%
  • 光学センサー式パワーメーター内蔵(誤差±1.5%)
  • 最大パワー出力 2,300w
  • 税込定価 138,100円

ミドルグレードにも関わらず中々のハイスペック。

価格もAmazonや楽天では10万円切ってるので、かなりコスパのいいものかなと思います。

また、SHIMANO 105 CS-R7000(11-28T)のスプロケットが付属するのもうれしいところ。

私は自転車がTiagraだから使えませんがw

セットアップ

画像は105のスプロケット取り外し済み

開封して箱から出したら、足を広げて、電源コードを指します。

私は10sのスプロケットへの交換が必要だったので、元々ついている105のスプロケットを取り外してからTiagraのスプロケットを取り付けます。

その後、自転車をセットしてディレイラーを調整して完了です。

乗り始める前にファームウェアのアップデートが必要ですので、UPGRADOというEliteのアプリを介して行います。

走行感

Zwiftで走ってみた感想としては、今まで使用していたELITE TURNOと比較すると実走感がとても強いなという印象です。

ELITE TURNOは負荷連動機能がなくて、一定の負荷がずっとかかっている感覚でしたが、DIRETO XRはペダリングしている際に、平坦では惰性でペダルを回し続けやすいような感触があったり、登りでは重力でペダルがすぐ止まるような感触があります。

実走でも登りの苦手な私にとっては嫌な感覚です・・・w

また、TURNOは構造上左右に振れは一切なくてガッチリ固定されていたのに対して、DIRETOは左右にある程度振れがあるのでより実走に近い感覚があります。

勾配変化の連動性

Zwiftの勾配変化に伴って負荷が変わるのですが、切り替わりが結構雑な印象です。

登りに差し掛かると一気にグッと重くなります。

実走では惰性もあるので徐々に重くなるかと思いますが、DIRETO XRでZwiftをやると登りに入ると徐々にではなく、一気に重くなります。

他のインタラクティブトレーナーを使用したことがないので、ソフトウェア(Zwift)の問題なのかファームウェア(DIRETO XR)の問題なのかは分かりませんが・・・。

精度

パワーメーター持ってないので分かりません!

一応TURNOとDIRETOを乗り比べてみましたが、ほとんど出力値に違いを感じません。

ただ出力のされ方には違いを感じていて、TURNOの方が惰性で回っているときもパワーがややキープされる印象で、巡航の伸びはもしかしたらTURNOの方があったのかもしれません。

前述の通りパワーメーターを所持していないので、TURNOが上振れなのかDIRETOが下振れなのか、そもそも差はあるのかといったことは不明です。

キタイ
キタイ

怪我から復帰して調子が戻っていないのが原因なのか、はたまたローラーが原因なのか、現在、以前よりFTPが1割くらい下がってて、4w/kgあるかないかくらいになってしまっています。

TURNOの方に乗ってみても4.5w/kgくらいでどんどん踏んでいけるわけでもないので、自身のパフォーマンスが戻っていないのだとは思われますが、中々戻っても来ないし結構もやもやしています。

気持ち悪いので、そのうち、パワーメーターのレンタルサービスでも利用してみようかなと検討中です。

ただ、それするぐらいだったらGROWTACが取り扱いを開始したことで話題のMageneのクランク一体型両足パワーメーター(税込み55,000円!!!)を買っちゃった方がいい気がしていますが・・・、DIRETO XRを買ったばかりなのに、家庭内稟議を通せる気がしないw

スプリント

とってもやりやすいです。

やはり足を広げて使うタイプは全然安定感が違いますね。

以前使っていたELITE TURNOは以下の写真ようなタイプなので、もがくと左右にガタガタ揺れるし、その揺れで徐々に前進してっちゃうんですよね。

DIRETO XRは左右に開いた足がしっかりと地面をとらえてくれるので、私が全力でもがいた程度ではがたつきもしませんし、前進もしません。
(体重56kg、5秒933w、15秒826w)

不満点

ベースとなる負荷を変更できない

ベースとなる負荷、を設定する機能が欲しかったです。

私のパワーでは、スプリントの際もリア1枚残すくらいなので、足りないということはないのですが、巡航も含めて結構上の方のギアをメインで使っています。

実走の時もそれくらいなので正確っちゃ正確なわけですが、そこはバーチャルなのでローラー側でベースとなる負荷を変更する機能があってくれた方がうれしかったなと感じています。

私はアウターのチェーンリングが現在50Tなので、ローラー用に少し大きめのチェーンリングに変えようかと検討中です。

キタイ
キタイ

チェーンリング換装するくらいだったらGROWTACが取り扱いを開始したことで(ry

負荷の暴走

ELITEのフォーラムで見受けられたレビューで予め分かっていたのですが、特定条件下において負荷が暴走します。

  • ワークアウトメニューの開始時(ほぼ毎回)
  • ペダリングを停止している状態から漕ぎ出し時(たまに)

どちらの場合も、負荷がMAXになって、とても漕げる重さではなくなります。

一度ペダリングを停止して、ローラーが落ち着くのを待つことで解消されますが、正直邪魔くさいですね。

ソフトウェア(Zwift)の問題なのか、ハードウェア(DIRETO XR)の問題なのかは分かりませんが、ELITEのMy-eTrainningでも発生したのでおそらく後者。

ファームウェアアップデート等で修正してほしいものです。

ペダリングを停止してもすぐ0wにならない

ペダリングを停止しても即座に0wになることはなく、ハブの回転が止まるまで、少ないながらパワー値を検出します。

これが起きることによって、Zwiftレース限定ですが、以下の問題が生じます。

  • スーパータックになるまで少し時間を要する
  • 自転車乗り換えに時間を要する

どちらもそこまで大きな問題となることはないものですが、結構JETTライドなんかで乗り換えを行うこともあるので、そういった際に多少不利な点かなと思います。

まとめ

乗っている感触は非常に良いDIRETO XRですが、自身のパフォーマンスが落ちていることもあって、自分的にいまいちスッキリしないインプレになりました。

パワー値検証などして、また続きを書こうと思います。

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