トライアスロン3種目の中で、私は一番スイムが苦手です。
水泳経験も、学生時代の体育の授業くらいなもので、クロールでは御多分に漏れず下半身が良く沈みます。
今までは、プールで練習する際はプルブイを股に挟んで泳いでいたのですが、長距離になってくると内股が無駄に疲れてきますし、キックの練習にもなりません。
ということで、ゼロポジション水着を導入してみました。
ゼロポジション水着
クロールで沈みがちな下半身を浮かせて、正しいスイムフォーム習得の手助けをしてくれる浮力サポート水着です。
内部はこのようゴム状になってます。
要はウェットスーツのハーフパンツ版です。
ラインナップは、マスターズ(1mm, 3mm, 5mm)、プロフェッショナル(1mm)となっていて、生地の厚さが異なります。
5mmは初心者、3mmが初級者・中級者、1mmが中級者・上級者向けといったところでしょうか。
私は今回、3mmを購入しました。
購入の目的は大体以下の通りです。
- プルブイの代用
- フォーム改善
- プルブイだと出来ないドリルとキックを連動させた練習
- キックしつつもきつすぎず、長距離泳ぐためのサポート
- トライアスロンの大会だとそもそもウェットスーツ着るので、それと練習状況を近づける
以前、行きつけのプールでウェットスーツ着て泳いでいいか聞いたら、変な顔されましたw
使用感
3mmだとプルブイよりは浮力が劣る印象です。
浮力が劣る分、プルブイを股に挟んで泳ぐ時よりは、ちょっとしんどいです。
が、しっかり浮力サポートもしてくれますので、ある程度クロールが泳げる人にとっては練習用具として必要十分な印象です。
ちなみに私は現在、50m50秒、500m10分、1500m33分ほどといった泳力です。
トライアスリートとしてはかなり物足りない泳力で、来年の夏までには最低でも1500m25分切りたいところ。。。
呼吸や体幹的にはプルブイよりちょっとしんどいですが、内股的にはすごく楽ですw
やはり、浮いてくれるとはいえ、プルブイを挟みっぱなしで泳ぎ続けるのはまぁまぁ疲れますからね・・・。
50m、100m程度だと何ともありませんが、500mを超えてくると地味に内股の筋肉が疲労してきます。
ゼロポジション水着だと、着ているだけで浮力サポートしてくれますので、とても快適です。
特に私の場合、日曜日は朝5時過ぎから、スプリントしつつ100kmライドするバイク練の後に、10時からスイム練をすることが多いので、足のいたわりは死活問題。
あんま無理したら足つっちゃうw
ゼロポジション水着はプルブイより浮力が劣りますが、それでも3mmであればキックなしのドリルだけでも全然泳げます。
購入目的の達成
購入の目的に上げた一つ一つの達成について、結果を書いてみます。
プルブイの代用
まずまずといったところ。
先述の通り、3mmだとプルブイより浮力が劣るので、プルブイと同等の浮力が得たい場合は5mmの方がいいかもしれません。
私の場合は、3mmで必要十分なのかなという感じです。
フォーム改善
フラットスイム習得のため、正しくフラットで泳ぐということに対して、ある程度ゼロポジション水着が寄与している感覚はあります。
しっかりと浮心を意識すれば、私の泳力でも十分にフラットな姿勢を保つことが出来ます。
ただ、それでしっかりとフォーム改善がされていっているかどうかは、まだ使い始めたところなので何とも言えません。
現時点では、効果ある気がする、というところですw
フラットスイムについてはこちらが参考になります。
プルブイだと出来ないドリルとキックを連動させた練習
これはもちろん出来ます、水着なんで。
やはりプルブイで泳ぐよりも、クロールはドリルのパワーポイントにあわせてキックも打った方が推進力を感じられて、泳いでて気持ちいいです。
ちなみに私は6ビートじゃなくて長距離の定番、2ビートキックにしています。
キックしつつもきつすぎず、長距離泳ぐためのサポート
こちらは、プルブイやウェットスーツに比べると、当然ですが、弱いです。
プルブイやウェットスーツだと、かなり脱力しても浮き続けられるので、バテてもなんやかんや1500mや2000mくらいは泳げたりするのですが、3mmのゼロポジション水着だと、バテたら泳ぎ続けるのは厳しいです。
とはいえ、一年半ぶりにスイムを再開してまだ10回も泳いでいない私が500mくらいは全然泳げるので、まぁ十分なんだとは思いますw
トライアスロンの大会だとそもそもウェットスーツ着るので、それと練習状況を近づける
半分達成できて、半分達成できていない、というところでしょうか。
ある程度の浮力は得られて、キックも打てますが、ウェットスーツに比べると浮力はちょっと足りないというところです。
その他
着用
ダイレクトに着るのではなく、水着の上から着るようです。
ウェットスーツ同様、水中に入った後に水をゼロポジション水着の内部に入れると、着心地がなじみます。
なお、着る際はウェットスーツ同様に、爪を立てないように気を付けた方がいいでしょう。
爪を立てると穴が開いちゃうかもしれませんので、指でつまむように取り扱うと良いです。
表地だけでなく、裏地にも爪を立てないよう要注意です。
お手入れ
洗濯するようなものではないので、使い終わったら水で洗い流してから、日の当たらない場所で乾かすと良いです。
私は、プールから上がったらシャワールームでゼロポジション水着だけ脱いでそのままシャワーで洗います。
そのままだと水をかなり含んでいますので、水を切って大きめのバスタオルで包んで家に持ち帰ります。
家に帰る頃にはおおよその水分をバスタオルが吸ってくれていますので、しっかり乾くまで部屋干しします。
しっかり水気をバスタオルで吸う前に干しちゃうと、干している間にかなり水滴が垂れちゃうので要注意です。
サイズ感
水着はユニセックスで、サイズラインナップは以下の通りです。
サイズ | ウエスト(cm) | もも周り(cm) | 股下(cm) |
---|---|---|---|
3S | 53-58 | 40 | 22 |
SS | 58-63 | 41.5 | 22.5 |
S | 63-70 | 43 | 23 |
M | 70-78 | 44 | 24.5 |
L | 78-85 | 46 | 26 |
O | 85-90 | 49 | 27 |
XO | 90-100 | 51 | 28 |
XXO | 100-110 | 55 | 30 |
特にトライアスリートの場合は、もも周りがキツイかなと思いますので、通常の衣類よりはワンサイズアップになるのかなと思います。
私はウェストが70cm前半ですが、モモ周りは52cmあります。
身長169cm体重56kgで、さすがにXOはあり得ないのでw、Lサイズを購入しました。
やはりモモ周りやヒップが少しきついですが、ある程度ストレッチもする素材なので、全然問題なく着れています。
やや股下が長いかなという印象ですが、MでもOでもなく、Lサイズでジャストだったかなと思います。
股下が余るのは、短足だからですね!
私は特にモモが短いです;;
まとめ
トライアスロンのスイム練習用に導入してみたゼロポジション水着。
5mmではなく3mmにしたので、そこまで大幅に甘やかしてはくれませんがw、程よい浮力サポートで結構気に入っています。
何よりキックが打てる!プルブイ挟まなくていい!
のがいいですねw
それを言うならそもそもプルブイなしで泳げばいいのですが、それだと私にはきつ過ぎで・・・。
泳力に自信がそんなになくて、クロールが上手く泳げない方にはとても良い練習用具だと思いますので、気になる人は是非チェックしてみてください。
※2021/12/12現在、カラー・サイズによって値段がまちまちです。
S以下はピンク、M以上はブルーがどちらも12,000円と安いので、練習用と割り切って安いカラーを選ぶのがおすすめです。