第41回全日本トライアスロン皆生大会に出場しました。
ロングディスタンスのトライアスロン大会は自身初めてとなります。
その参戦レポートです。
準備、スイム、バイク、ラン、完走後の全5回に分かれます(たぶん)。
筆者について
これといった運動経験は特にありませんでしたが、運動不足解消のため2016年からロードバイクに乗り始め、気づいたら2019年からトライアスロンを始めていました。
トライアスロンの大会出場歴は、
2019年
ジャパンショートトライアスロン赤穂大会
倉敷国際トライアスロン大会
2022年
伊勢志摩・里海トライアスロン大会
と3大会、いずれもショートディスタンスです。
各種目の能力は、
スイム: 1,500mをギリ30分切れるくらい
バイク: FTP4.0w/kgあるかないかくらい
ラン: 2021年10月時点でサブ3.5
といった感じです。
直近のトレーニング量は以下の通りです。
第41回全日本トライアスロン皆生大会
久しぶりにフルバージョンで開催されることとなった本大会、距離は以下の通りです。
スイム: 3km
バイク: 140km
ラン: 40km
ランの「もう2.2km」何とかならんかったのか感はありますがw、コロナ渦を経て、無くなったり距離短縮したりといった大会もある中、ロングで従来とほぼ同等の規模・距離で開催してくれるだけでも非常にありがたいことです。
大会の特徴としては、バイク、ランのコース共に、交通規制を完全に敷くわけではないため、場所によっては一時停止だったり信号待ちだったりが発生する点があります。
また、バイクコースは140kmながら大山の周辺を走るためアップダウンがかなりあります。
そして何より、開催が7月中旬、真夏です。
バイク、ランのコース共に日陰はほとんどありません。
なので、灼熱の皆生なわけですね・・・。
前日の開会式では、「ここ10年で最も過酷な大会になるだろう」と、運営の方が(心なしか嬉しそうに)説明していました。
ちなみに、今大会の天気は快晴、最高気温は37.0度でした。
米子市で7月の観測史上第10位にランクイン!w
皆生大会開催日としては過去最高気温で、大会史上で言っても最も過酷な大会だったのでは感が・・・(;’∀’)
補給計画
ショートだったらボトル1本とジェル何個かで良いのですが、ロングの場合はしっかりと補給戦略を練らないと・・・、ということで、一応カロリー計算とかしてみました。
私(55kg)の場合だと、だいたい6,400kcalくらいの消費が予想され、3,200kcalくらいの補給が望まれるとかなんとか・・・w
ジェルいっぱい持つのも邪魔だし、TTバイクではなく普通のロードバイクなのでベントーボックスもないしということで、以下のブログ記事で紹介されていた自作クアッドソースのマルチカーボウォーターを参考にしつつ、脱水、足攣り対策も考慮して以下で臨むことにしました(もちろん事前に何度か摂取テスト済み)。
マルチカーボウォーター合計3000ml+
水2500ml クアッドソース400g 塩10g 塩化マグネシウム200mg
マルチカーボジェル合計750ml+
水600ml クアッドソース360g 塩12g 塩化マグネシウム300mg EAA15g
市販のジェル
アミノショット赤 2つ
アミノサウルス 2つ
合計3,480kcalです。
塩分濃度は、エイドで水やスポーツドリンクを追加補給することを前提に、ドリンクでも0.4%とやや高めにしています。
マグネシウムは合計500mgと「食品以外からの摂取の耐容上限量350mg/日」を超過しています。
いないとは思いますが、参考にされる方がいましたら自己責任、なおかつ、ご自身でも調査・計算してください。
それらを、以下の通り振り分けました。
- T1(バイク装備含む)
マルチカーボウォーター 1800ml(ボトル3本、内1本にはEAAを5g追加)
マルチカーボジェル 250ml
アミノショット赤 1つ - バイクスペシャルドリンク
マルチカーボウォーター 1200ml(ボトル2本、内1本にはEAAを5g追加)
アミノサウルス 1つ - T2
マルチカーボジェル 250ml
アミノショット赤 1つ - ランスペシャルドリンク
マルチカーボジェル 250ml
アミノサウルス 1つ
ジェルはSalomonのソフトフラスク・・・ではなく、途中のエイドで投げ捨ててもいいように、以下の安いやつに入れました。
そんなに用意して全部摂取するんかいな・・・と思うじゃないですか。
ええ、もちろん、そんなに摂取しませんでしたwww
とはいえ、備えあれば患いなし、いらなきゃ使わなけりゃいいだけのことです。
荷物準備
会場までは車で1時間半ほどなので、今回は日帰りにしました。
宿泊や長距離移動、後片付け向けの準備がいらないので楽でしたが、当日の朝は2時に起きたりと、まぁ良し悪しですかね・・・。
服装
とりあえず日焼け止めを全身にしっかり塗ったうえで、トライスーツ着てればOK!
シャモアクリームも忘れずに、多めに。
スイム用手荷物
ウェットスーツ、ゴーグル、直前に塗る日焼け止め、ワセリン、直前に飲むアミノショット(青)と、写真には写ってませんが支給品のスイムキャップ。
バイクセッティング
TTバイクではなく、いつも通りロードバイクで出場です。
というか、これしか持ってませんので( ̄▽ ̄;)
バイク:COLNAGO Mondo
コンポーネント:SHIMANO Tiagra
ホイール:FULCRUM Racing 3
タイヤ:Continental GP5000
DHバー:PROFILE DESIGN HYPERSONIC/ERGO/50A
サドル:SPECIALIZED SITERO
サイコン:Magene C406
パワーメーター:Magene P325 CS
重量:たぶん9kg+くらい
変えたのはサイコンをDHバーに固定するために、以下を購入したくらいです。
やはりステム横にサイコンがあるより、各段に見やすくなりましたw
ドリンクは、ボトル2本装着&DHバーの間にアクアライトをインサートして、ボトル3本分保持できるようにしています。
バイクトランジションバッグ
シューズ、靴下、ジェル、ゼッケンベルト(ゼッケンも装着しておく)、日焼け止め、タオル、パンク修理キット。
写真には写ってませんが、ヘルメットもバイクに置くのではなくトランジションバッグに入れる感じだったので、後で追加しています。
ショートだとシューズをバイクに装着して輪ゴムで固定したうえで飛び乗りますが、ロングの長丁場ではしっかり準備すべきだと判断して、シューズと、ショートだと履かない靴下もトランジションバッグに入れることにしました。
なお、サイクルグローブも今回は使用してて、DHバーに差しておいて、こちらは走りながら装着しました。
ラントランジションバッグ
シューズ、靴下、キャップ、ジェル、タオル、日焼け止め。
当日の天気予報が晴れだったので、日焼け止めは全部で3つ用意し、すべての種目の開始時になるべく円滑にしっかりと塗る想定です。
また、写真には写ってませんが、エイドで氷を仕入れて持ち運ぶために、家で余っていたお風呂の排水口ネットを3つで追加しました。
前日受付&開会式
ショートとは違って、やっぱしっかりしてますね!
開会式の前には、同じチームのJETTメンバーと集まって写真撮ったり談笑したりできました。
Zwift(バーチャルサイクリングサービス)のチームなので私はほとんどが初対面!( ̄▽ ̄)
競技説明はかなり簡単な感じで、もうちょっとしっかりと説明があるのかと思ってましたが、事前に配られた冊子未満の情報しかなかったような・・・。
その代わりに、トイレの設置台数がものすごく少ないというのと、選手向けの駐車場が100台くらいしかないという、そんなの(直前に)言われてもという情報がシレっと・・・。
当日朝からスタートまで
前述の通り、朝2時に起きておにぎりを2個食べ、マルチカーボドリンクで水と糖質を追加で摂取しつつ、3時過ぎに家を出発。
運転は全て妻に任せて、自分はのんびりとリラックスして会場に向かいます( ̄▽ ̄)
4時45分頃に着き、無事P2に停めることが出来て一安心です。
私の場合は、最悪すべての駐車場が満車だったら降ろしてもらって、妻に米子駅の方に停めてきてもらうというプランBがありましたが、ソロ参加で停められなかったらDNSになってしまうのだろうか・・・。
まぁ、ロングだし、会場周辺 or 送迎バスが出ている範囲に宿泊すべき、という話ですね。
バイクをラックにセットし、トランジションバッグを所定の位置にかけ、受付してアンクルベルトを装着し、スペシャルドリンクを預け、完走後の着替えバッグを預けて準備完了です。
心配だったトイレも、そんなに待つことなく済ませることが出来ました。
それからアミノショット(青)を取って入水チェックを済ませ、水分補給をしてスタートを待ちます。
私は第2ウェーブスタートだったので、スタート時間は7時5分で、待機場所で30分以上待機となります。
チームメンバー(JETT)の方に、初のロングで緊張しているかと聞かれてふと考えてみたら、そういえば全く緊張していないことに気づきました。
スタート前の懸念としては駐車場とトイレがありましたがそれはもう済んだのでw、後は特に心配事もなく、いろいろ楽しみだったり集中はしているものの、緊張感は全然なかったです。
脱水症状が出たり、熱中症になったりさえしなければ、まぁ時間かければ少なくとも完走は出来るだろう、かといって逆に入賞狙えるようなレベルでも全然ないので、緊張する余地が無いのかもしれませんw
第1ウェーブスタートの号砲を聞いてからスタート位置である砂浜に移動し(今回はスタンディングスタート)、いざスタートです!
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