自転車仲間がこぞってエントリーしていたびわ湖マラソン2024、何か楽しそうだったのでw、自分もエントリーしてみました。
ここ数ヶ月、トレーニングはこの大会に向けて集中し、何とか初めてのフルマラソン大会でサブスリーを達成することが出来ました!
大会レポートです。
準備
トレーニング
大会に向けたトレーニングとしては、ひたすら距離を積むことを重視してやりました。
9月308km、10月333km、11月143km、12月266km、1月327km、2月391km
11月と12月が少なめなのは、OSJ KAMI 100のリカバリーに時間を要したからです。
思ってたより回復に時間を要して焦っている中、12月の中頃にはトレイルで滑って腰を強打してしまい、その影響でしばらくランニングも距離積めなかったりと、その頃は不安しかないトレーニング状況・・・。
何とか回復してきて、1月のハーフマラソンで85分に迫る記録を出せたので、KAMI100直前のコンディションくらいまで戻せたのかなと一安心。
ポイント練は週に1回やるかどうかで、週末に30km走。
内容はEペース20km、Mペース10km。
Eペースで20km走ってまぁまぁ消耗した状態から、Mペースを10kmだけ頑張る。
メニューを完遂出来ないこともまぁまぁあったものの、基本的に練習はそんなもんでしょうと開き直ってて、頑張って完遂しようとはするものの、無理して完遂しようとはしないという微妙な塩梅で積み上げることを意識していました。
調整
ロング練は2週間前の週末に30km走を最後に終了。
・・・と言いつつ、2月はもうちょっとで月間400kmに行きそうだったので、そのあとの平日であんま距離を落とさずに進行していたら、400km手前で息切れして達成できず、疲労もまぁまぁ溜まっているという状況に・・・w
そのため、1週間前の週末はスピード練習を入れつつ、距離は少なめにして、平日も距離を半分以下に落として回復に専念。
ラスト1週間は以下の通り。
3/2(土) Mペース走15km
3/3(日) インターバル走10km(Mペース1km、Tペース1kmの5セット)
3/4(月) フルレスト
3/5(火) ジョグ12km(トレッドミル、6:00/km)
3/6(水) ジョグ6km(5:50/km)
3/7(木) Eペース走15km(5:07/km、1kmだけMペースまで上げて、最後にWS2本)
3/8(金) フルレスト
3/9(土) フルレスト
それっぽくメニューやってるように書いてますが、ぶっちゃけその日その日のコンディションを見て、適当に、かなり場当たり的にやっていますw
なお、最後の1週間はintervals.icuを見ないようにしていました。
ガンガン下がるFitnessには恐怖しか覚えませんので、それで焦ってやり過ぎちゃうと絶対回復しきれずに本番に臨むことになると思ったので・・・。
金曜土曜のフルレストも不安しかなく、軽くでも脚を動かしておくべきじゃないかと思いましたが、結果的には全然必要なかったな、と感じています。
少なくとも私のようなサブスリーレベルでは、速度域や練習量、脚のタフネスさの観点から、マイナスの方が大きいと思われます。
服装やら道具やら
大会当日は5度前後と結構気温低めの予報だったので、ミレーのあみあみ、C3-fitのカーフスリーブ、アームカバー、EVADICTのトレイルランニングタイツ、Tシャツ、バフをネックウォーマーにして、ランキャップ&サングラス。
自転車乗りの間でプチ話題になっているアイウェア、ALTALISTのKAKU SP2。
調光&ハイコントラスト機能の付いたレンズで9,350円という超絶コスパ、先日からAmazonでも取り扱いが開始されたので購入しましたが、ランニングでも全然問題なく使えていい感じです。
メーカーは自転車界隈中心にプロモーションしていますが、トレイルランニングや登山界隈にもプロモーション展開したら、結構流行りそうな気がするぅ(露骨なアフィリエイト誘因w
シューズは美作F1ロードマラソン(ハーフ)に続いて、ASICS メタスピード スカイ+!
というかびわ湖マラソンのために購入しましたし。
補給
補給はいつも通り糖質をまーぜまぜw
クラスターデキストリン、マルトデキストリン、パラチノース、フルクトース各30gに、塩1g、塩化マグネシウム200mgを加えたものに、水を注いで溶かします。
カロリーは480kcal。
出来上がりで大体220mlくらいになるまで水を追加して、ソフトフラスクに入れて、トレイルランニングタイツのお腹ポケットに仕込みます。
あとはカフェインカプセル100mg分。
カフェイン抜きは木曜の昼から行ってて、当日も一切摂取せず、28km地点くらいで最後の踏ん張りのために使用する予定でした。
食事
水曜日、木曜日は気持ち炭水化物控えめにして、金曜日からカーボローディングを開始。
肉類も控えめにして、土曜日は朝ご飯お茶漬け、昼ご飯おにぎり、夜ご飯おにぎりとほぼ米オンリーw
大会当日、日曜日の食事は、午前2時からお茶漬けで再び米を摂取して、会場に迎う車中でおにぎり1個食べつつ、さらに60g分の糖質をドリンクとして摂取しながら向かいました。
レースプラン
とにかく無理をしないこと!
あわよくば2時間55分、とかは今回において論外!
サブスリー達成のみに絞ってレースに臨むこととします。
- 少なくともサブスリーペースで30kmはほぼ確実に行けるだろうという実感はあったので、とにかく30kmまでは行くが、出来る限り脚を使わずに行く、風も極力受けない。
- 30km過ぎた時点の疲労度が結構ある場合は、脚を削りながら貯金とにらめっこしてひたすら粘る。
- 30km過ぎた時点で疲労度がそれほど強くない場合でもそのままキープ、決してその時点で過信してペースを上げない。
とにかく上記を守ってレースを進める想定で臨みました。
レース本番
あまり記憶力が良い方ではないので、大会時の記憶は結構いい加減ですw
特に、何キロ地点でこんなことがあった~、の「何キロ」はかなり適当なので、適当に読み流してくださいw
スタートまで
当日の朝、マジで寒い!!!
長袖フリースの上にダウンコート来ててもちょっと寒いんですけど・・・w
所属するZwiftチームのJETTから多くの方々が参加していたので、会場に着いた後は歩き回って皆さんを見つけたかったものの、脚を消耗させては本末転倒なので、極力歩かないように座ってチームウェアやキャップを被っている人を探すのみ(;´∀`)
その後、国内有数のブラック企業、マーケン社(自転車チーム)に合流していそいそと準備。
ダウンコートはとにかく脱ぎたくなかったのですが仕方がなく脱いでw、エマージェンシーブランケットにくるまってスタート地点に整列します。
7時20分から整列開始なのですが、7時30分過ぎくらいに並んだのでAカテゴリーのほぼ先頭にみんなで並ぶことが出来ました。
サブスリートレイン(といっても1列になるわけではないので実際はパックですがw)を形成するメンバーは、マーケン社.社長マツケンさん、マーケン社.専務Matさん、SAさん、Inaさん、ツム弟さん、私。
一人じゃなくてみんなといることは非常に心強く、スタートまでの待ち時間も結構リラックスして過ごすことが出来ました。
・・・とはいえ、スタートは8時20分で結構時間があります。
それだけ並んでいると、直前にもう一度トイレに行っておきたいところですが・・・、まぁそこは致し方なし。。。
一応、冷えによる尿意対策としてお腹にカイロを仕込んでおきました。
ロードレースみたいに自転車置いて場所取りできればいいのに・・・。
いやまぁロードレース出たことないのでエアプですがw
スタート~5km
DAISOで買ったエマージェンシーブランケットと簡易雨合羽はスタート直前に脱いで係の方にお渡しさせていただいて、8時20分にいよいよ号砲が鳴りスタート!
グロスのタイムを把握しておきたかったので、号砲と共にGarminのスタートボタンを押下します。
Aカテゴリーの前にはSカテゴリーがいて、スタートラインを切るまでに要した時間は20秒。
スタートラインを越えても競技場内を走っている間はとても混雑していてゆっくりペース。
キロ5分になろうかというくらいゆっくりだったので、マジかよ・・・とちょっと焦りましたが、まぁ1分くらいまでのロスは致し方ないだろうと落ち着いて流れに身を任せます。
サブスリートレインを形成する予定だった仲間たちとの間にもどんどん人が入ってきて離れてしまったものの、とにかく落ち着いて、人とぶつかったり転んだりしないよう、無駄足使わないよう、落ち着くのを待ちます。
競技場を出てもすぐに道幅が広くなるわけではなく、しばらく混雑状況は続くも、1km経過するくらいには一応の落ち着きを見せました。
落ち着いてからもサブスリートレインを形成する予定の仲間からちょっと遅れていたのですが、慌てず、脚を使って無理に追いつこうとはせず、様子を見ながら追走します。
そうこうしていると2kmくらいの地点で、Inaさん、ツム弟さんが早々にピットイン!(トイレw
この段階でそれ大丈夫!?とか思いながらw、私も行きたいけどそれはちょっと怖い・・・。
私は私でスタートの混雑で遅れているし、マーケン社サブスリートレイン、スタート早々崩壊しているw
そんなプチトラブルがありつつも落ち着いて無理なく進み、3,4km経過するくらいには前を行くマツケンさん、Matさんに合流することが出来ました。
なお、SAさんはどこでどうはぐれたのかも分かりませんでしたw
日本最高峰のトライアスロン大会、佐渡Aタイプの2022年覇者なのでトレインの中で間違いなく一番走力があるものの、直近の怪我に加えて、大会の週の木曜日にバイク180km、ラン20kmやられていたので・・・\(^o^)/
6~15km
自分含めて3人になりましたが、無事マーケン社サブスリートレインを形成して進行することに。
合流直後、そのままの勢いで調子に乗って前に出たら社長マツケンさんから
「キタイさんちょっと速いよー!」
と制止がかかります(;´∀`)
後から振り返ると、ここがこの日一番の危険ポイントで、普段の通りの自分だと、脚の進むままに、途中で目標を2時間55分に上方修正したりしながら、このまま突っ走っていたところです・・・。
マツケンさんの一言で九死に一生を得ました。
そこからはより一層落ち着いて巡行することに意識を向け、仮に余裕があって脚を削らない感触だったとしても、必要以上のスピードは出さないことを徹底するように進みます。
序盤ということもあり、この区間はかなり順調に進行出来ました。
若干ペース速く感じるタイミングもリズムによってはあったりしましたが、そんなときはひたすら専務Matさんの後ろにツキイチして、風を受けないように楽して進みますw(平社員にあるまじき行為w)
この日は地味に風もあり、風を浴びないことが普段以上に重要なコンディションでしたので、横風の場合は斜め後ろに入ったりして、体が受ける風を少なくする位置取りになるよう気を配りながら、とはいえ位置取りのし過ぎで逆に脚を消費したりもしないようにほどほどにして、リラックスして距離を消化していきました。
余裕を持って消化できていたので、結構雑談もしながらw
マラソンで雑談しながら走るのはよくある話なのか、JETT特有のマインドによるものなのか、トレイルランナー的なマインドによるものなのか・・・w
話しかけられて、酸素的に負担になっていた方いたらすみません・・・(;´∀`)
16~25km
中盤に差し掛かり・・・、ちょっと早くも疲労感を感じてきたかも・・・。
ハーフマラソンだとそもそも最初っから脚を削りながら進むのでそりゃ疲れるのですが、フルマラソンの場合の主観的な消耗度の適正値、経験がないので全く分かりません。
20kmを待たずして、疲労感を感じ始めるのが早いのか遅いのか・・・、少なくとも遅いということはあり得ないと思うので、早すぎる気がして不安しかありません(;´Д`)
専務Matさんが淡々と維持するペースに付くのがしんどいタイミングもあって、そんな時は無理せず、少々のギャップは許容しながらも、千切れることはない範囲でぶら下がって、距離を消化していくことに専念します。
折り返し地点の通過時間は1:28:48!
地味に疲れてきている状況で、そんなに貯金がなぁい(;´Д`)
これはトイレストップは無理だなーと思い、ゴールまで我慢する所存・・・。
とそんな中、どのくらいの距離だったか覚えていませんが、スタート早々にピットストップしていたInaさんとツム弟さんがいつの間にか合流!
トイレ済ませた後に爆走して追いついてくるとは・・・!
トレインも5人に増え、何とか距離を消化していきます。
(実際には他のランナーもいたのでグループとしてはもうちょっと人数多かったですが)
26~34km
疲労感を感じながらも進行していると、結構大きめの集団につっかえる形で合流しました。
どうもボランティアサブスリーペーサーがいるようで、その方々(?)を先頭に集団形成されている模様。
無理に抜く必要はないものの、集団が大きく抜くに抜けず、補給所なんかでも急な斜行をする人もいて、人数多い分どうしても神経を使ってしまいます・・・(;´∀`)
ペース的にも集団が結構大きいことも相まってか、たまにちょっと遅くて心配になるようなラップもあったりしたものの、とはいえ前に出る負荷に比べれば差し引きおそらく黒字、そもそも結構疲労感を感じててちょっと遅いペースはある意味助かるしw、ということでトレインごとありがたく集団にジョインして距離を消化していきます。
この辺についてはほぼトレイン内での会話・相談はなくて流れでそうなったので、他の方がどう感じていたのかも聞きたいところですw
シンプルに、トレインの中に抜こうと思う余裕のあるメンバーは既にいなかった感もありますw
この日は、マーケン社から走らない方も応援に来てくれていたのでちょくちょく応援を頂いてたりしました。
(「社」って言ってたり役職付いてたりしますがあくまでチーム名ですw)
29km地点での応援はひときわ暖かく、
「専務ー!パンいりますかー!?」
「専務!パン!パンありますよー!」
「パンいりますかー!?」
「(ぼくら)今100wですよー、100w!」
と非常に温かい声援(´_ゝ`)
他のランナーの方からは非常にアットホームな会社に映っていたことでしょう(´_ゝ`)
そんな声援でリフレッシュしながら、順調に距離を積み重ねて34km消化!
特に自身のペースが落ちる兆候も全く感じられず、これは・・・サブスリー貰ったでしょう・・・!
なお、社長マツケンさんと、専務Matさんは残念ながらいつの間にか千切れていました・・・;つД`)
疲労感から余裕がないのもあってか、千切れられた時は全然気付かず、折り返しとかで千切れていることに気づくという感じでした。
35km~ゴール
35kmくらいで、サブスリー集団を引っ張っていたペーサーの方が、「行ける方は行っちゃってくださいねー!!」と。
その頃には集団もだいぶ小さくなっていたのもあって、自分も前の方にいたので自然とそのまま集団から飛び出す形に。
すでにその時点では、サブスリートレインを形成していたInaさん、ツム弟さんは飛び出していました。
お二人とも、ピットインから追いついてきた上での飛び出しなのでとてもGOUでアグレッシブな走り・・・!
集団から飛び出す形にはなったものの、スパートというほどまではスピードは上げずに、集団に合流するまでのペースに戻す程度で自分は巡行します。
まだだ・・・まだ笑うんじゃない・・・( ̄ー ̄)
40km・・・、いや38km過ぎたら・・・( ̄▽ ̄)
それまでエイドでもドリンク以外の補給は完全スルーしていましたが、37km地点のエイドでは出走前から狙っていた走り井餅も回収!(その場で食べはしないけどw
そのまま38km消化!
これは貰ったと確信し、あとはラスト4km、ひたすら楽しんで追い込んで終わろうとペースを上げます。
先行していたInaさんに「サブスリーいけますね!」と声をかけつつ抜き、さらに前を行くツム弟さんを必死に追走します。
残り1km切って、あと30mくらいまで迫ったところで、追走しているのがバレた!!!w
向こうもまだ余力あるようで、逃げ出した!!!w
最後の最後にあると聞いていた激坂が来て、ここを一気に駆け上がればワンチャンあるか!?と臨むも、ダッシュで駆け上がる余力はなくむしろ差が開いていき、捕らえることはできず残念!w
全体通して、自分としてはいいレース運びで、仲間たちともエールを送りあったりしてとても楽しかったレースで非常に大満足。
最後は両手を上げて万歳でゴールラインを通過しました。
リザルトと感想
記録は、
グロス 2:57:04
ネット 2:56:44
サブスリーを達成しました。
ほぼプラン通りのレース運びが出来て、サブスリーを達成する、という目標に対して完ぺきに遂行出来ました。
15kmを過ぎてからと、結構早めに疲労感を感じ始めたので、30kmまでひたすら不安で、30km過ぎてからも半信半疑でしたが、最後は確信してペースアップも出来てとても良かったです。
9月にマーケン社やJETTの方々が何か続々とエントリーしているぞ、という流れに乗ってノリでエントリーしたわけですがw、すごく楽しくて思い出に残る大会となりました(*´ω`)
びわ湖マラソンは折り返しが何回かあるので、仲間と参加するにはとてもいいコースでした!
景色も最高で、びわ湖はきれいだし、びわ湖越しに見える山も一部は雪化粧だったりしてきれいでした。
ちょ~っと風があったり、寒かったりしましたがw
あ、ちなみに、何とかトイレは持ちましたw
30km過ぎたくらいにはなんか忘れてましたね、尊厳保てて良かったです(違
ちなみに、カフェインカプセル(100mg分)は、トイレの不安もあったので予定より少し後倒しして、30km過ぎに飲みました。
Next
年始のブログに、「びわ湖マラソンでサブスリーを達成出来たら、エントリー資格を満たせるから比叡山50マイルにエントリーしよー!」って書いてた阿呆がここにいます。
ちょっと誤解してましてね・・・。
何かの勘違いで、距離80km、獲得標高4,400mくらいだと思ってて、めちゃくちゃ調子よかったらギリギリいけるかも・・・!?と見越してのことだったのですが・・・、
正しくは、距離80km、獲得標高5,500m、それでいて制限時間は11時間半という超絶鬼畜仕様(;・∀・)
去年一人でやったハーフエベレスティング(距離47.5km、獲得標高4,674m)ですら11時間かかったので、どう頑張っても間に合うわけがない・・・www
なので、「サブスリー達成できたけど流石に50マイルにエントリーはないかなー」と思いながら、
びわ湖マラソンの打ち上げに参加して、
色んな方とお話しさせていただいて、
「いやー、丸1日楽しかったなー」と思いながら、
今日一応、一応ね、比叡山のエントリーページ見てみたらですよ、
50kmと50マイル、エントリーフィー3,000円しか違わないじゃないですか。
差額3,000円しかないなら別に50kmの関門に引っかかっても、その他に関門があるかは分かんないけど、
50kmは楽しめるんだし良くね・・・?
駐車場埋まる前にポチっとな(´_ゝ`)