トライアスロンの大会向けに、水分補給を楽にしたくて、フロントハイドレーションの定番、プロファイルデザインのアクアライトを導入してみました。
アクアライト
DHバーの間に挟んで使うタイプのハイドレーションです。
プロファイルデザインからはアクアライト以外にも、HSFやFC35なども出ています。
私は、差し当たってショートのトライアスロン向けに導入したかったので容量が多すぎるものは不要で、かつ、コストはできるだけ抑えたかったので、アクアライトを選びました。
ブラケットキット
アクアライト単体でもDHバーに固定できなくはないのですが、DHバーの幅がかなり制限される(30~40mm)のと、固定力にやや難ありということだったので、ブラケットキットも併せて購入しました。
アクアライト&ブラケットキットを合わせると、ボトルとボトルケージ1セットよりもやや重量増になりますが、給水が楽になってロスが少なくなるならメリットの方が大きいかなぁと。
なお、メーカーサイトではアクアライト95g、ブラケットキット75gとの記載ですが、おそらくアクアライトは本体のみの重量で、ブラケットキットはパーツ全部入りの重量です。
アクアライトは、ボトル本体、キャップ、ストロー合わせて103g、漏れ防止の黄色のネットが単体で20g、全部合わせると123gでした。
一方ブラケットキットは、以下の最小構成だと58gでした。
DHバーに装着
こんな感じになりました。
DHバーはプロファイルデザインのHYPERSONIC/ERGO/50Aを使用しています。
ハンドル周りはこんな感じです。
サイコンが行き場を失ったので、マウントを逆にしてステム横につけてみました。
これは完全に失敗でしたw
見づらいだけでなく、ダンシングするとモモに当たります・・・w
やっぱおとなしくステムに縛り付けるか、DHバーに固定するかですね。
使用感
さっそく実走で使ってみました。
ルートは週末によく走っているヒルクライム、ダウンヒル、平坦高速区間全部入りの100km1834mUPのルート。
入れたドリンクは薄めのポカリスエットです。
4時間くらいのライドなので、アクアライト(650ml)とサイクルボトル(600ml)の2本体制で走りました。
飲みやすい!
ストローがビニールなどの柔らかい素材ではなく、厚みのあるプラスチック素材で硬質なので、最初はその固いストローを舌にぶつけたりして痛かったですが、向きを調整して慣れてきたら問題なく、舌を痛めることなく飲めるようになりましたw
また、最初は少し飲む際にふらつくこともありましたが、慣れればふらつかずに飲めるようになりました。
ただ、私にはストローがやや短く、なおかつ、手前にありすぎるので、結構顔を下に向けないと飲めません。
[2022/9/27追記]同梱のチューブを装着することで解消しましたが、いずれにせよ顔を下に向けて少し視線を切る必要はありました
必然的に前方から少し視線を切る形になるので、周囲に車両がなかったり、ストレートで見通しが良かったりしないと、ちょっと危ない感じです。
とはいえ、総じてボトルをケージから取り出して、飲んで、しまうより全然楽です。
これだけで導入した価値ありですね。
飲みやすいシチュエーション
- 平坦 and ヒルクライム
- 見通しが良い
- 路面がガタガタしていない
- 40km/h以下
飲みにくいシチュエーション
- ダウンヒル
- 見通しが悪い
- 路面がガタガタしている
- 45km/h以上
なお、DHポジションだけでなく、ブラケットポジション、下ハンでも、腕で体を支える形で体を倒せば問題なく飲めます。
ただし、腕の力がなかったり、体幹がある程度安定していないと難しいかもしれません。
特に路面がガタガタしていると、上体もストローも暴れるので、ちょっと危険です。
意外にも良かったのがヒルクライムでの給水です。
ヒルクライムで強度を上げてたりすると、私は結構ボトルを取ったりしまったりする際のパワーダウンやふらつきが顕著だったりするので、アクアライトだとブラケットポジションのまま上体を倒すだけで飲めるので、とっても楽です。
ヒルクライムだと必然的に速度域も低いので、何なら平坦より飲みやすかったりしました。
足しやすい!
サイクルボトルやペットボトルを、アクアライト上部のスポンジ部分にぶっ刺すだけで給水できます。
ボトルの蓋を開けたり閉めたりする手間なく足せるのはとっても良さげです。
ドリンクは飛び散る
路面がガタガタしていたり段差があったりしてアクアライトが振動すると、特にストローの穴からドリンクが漏れ出てきて飛び散ります。
びちゃびちゃになるほどでは全然ないものの、ステムやヘッドチューブなどにドリンクのしぶきがかかります。
水以外のドリンクを入れる場合はべたついたりしますので、アクアライトの使用とライド後の洗車はセットで考えておいた方が良さそうです。
ドリンク漏れ防止に黄色のネットが付属しているものの、入れたところで全然漏れます。
装着状況や速度、路面のがたつき具合にもよりますが、私の場合は6~10割くらい入っているとドリンク漏れが発生する感じですので、並々と入れなくても多少は漏れるものだと思っておいた方が良いです。
決して漏れる量が多いわけではないので、ライド中は気にしなければどうということはありません。
帰ったら洗車しましょ。
先端怖い
地味に先端が怖いです。
落車の仕方によっては全然目や喉に突き刺さるという事故が起こりえるんじゃないかなという気が・・・、結構固いですし。
飲みやすさは少し低減しますが、リスクヘッジのために尖っている部分は切り落とすとか、ビニールのチューブに換装した方が良いかもしれません。
[2022/9/27追記]チューブが同梱されており、それを装着することで解消しました
まとめ
購入前の予想通り、フロントハイドレーションを導入することで、水分補給はかなりしやすくなりました。
ボトルを取る手間が省けるので、こまめに水分補給する意識も持てて良いです。
重量増や空力的なデメリットはありますが、ショートでもメリットの方が大きそうなので、次回参加予定の伊勢志摩・里海トライアスロン(ショートディスタンス)では使ってみようと思います。
そもそもちょっとした重量や空力云々を気にするような自転車に乗ってないですしね・・・。
依然、エントリーグレードのアルミロードバイクに、DHバーをポン付けして乗っています(*’▽’)