先日、Base Rideをお勧めする記事を書きましたが、グループライドの最後の締めにミニレースが設けられている場合があります。
そのミニレースにどれだけの方がガチで臨んでいるのかは分かりませんが、ミニレースでの私なりの攻略法を紹介します。
私は超ガチで臨んでるよ!
ミニレースとは
ZwiftのBase RideやEndurance Rideなどのグループライドの締めに、行われることのある、ちょっとした距離のレースになります。
距離はライドイベントごとにまちまちだったりしますが、大体1~4kmくらいの範囲でしょうか。
先日ブログ記事で紹介したJETT Base Rideでは、2kmで行われることが多いです。
行われるタイミングは、グループライドの最後で、例えば2kmのミニレースであれば、イベントの残り距離が2.0kmになったらスタートし、イベントのゴールがそのままミニレースのゴールとなります。
ルール
大体こんな感じです(適当)。
- ライドリーダーからGOがかかるまで、出力を上げてはいけない
- ライドリーダーからGOがかかるまで、ライドリーダーの前 or フェンスの前に出てはいけない
- アイテムの使用可否は、事前にライドリーダーからアナウンスが(たぶん)あるので、そのアナウンスに従う
例えば、2kmのミニレースであっても、状況によっては1.9kmでGOがかかったりすることもあるので、落ち着いてライドリーダーのGOサインを待ちましょう。
また、ライドリーダーの前に出てはいけないのかフェンスの前に出てはいけないのかはイベントによりますので、その辺もライドリーダーのアナウンスをしっかりと確認しましょう。
前に出過ぎた場合は出力を落として戻ると良いでしょう。
ミニレーススタート時にあまり後ろ過ぎてもレースに絡めなくなっちゃうので、ミニレース開始までにはライドリーダーの周辺までしっかりとポジションを上げると良いです。
余談ですが、ミニレースの時間になると、そのグループライドがどんなにキツくて辛うじて集団にしがみついている状態でも、アドレナリンが出て楽になるからポジション上げるのも楽ですよね!
準備編
ミニレースは距離も短く速度域も高いので、山頂ゴール以外の場合は、エアロ特化のセッティングにしておきましょう。
そこに至るまでのグループライドで山岳がある場合は、頑張りましょう。
また、アイテム使用可の場合は、準備するアイテムはエアロヘルメット一択です。
攻略編
私が一番得意な距離は2kmなので、それを例にして攻略法を紹介します。
2kmという距離では、逃げの展開を作ることは非常に困難なので、よっぽど足に自信があるか、一緒に逃げてくれる人がいない限り、逃げの展開は諦めましょう。
逆に、3~4kmの距離であれば、他に逃げるライダーがいそうであれば、自分から逃げを打って他のライダーを誘う展開にする、というのも選択肢に入ってくるでしょう。
逃げにならずとも、ローテーションを回して3~4kmずっと高強度をキープできれば、いくらかのスプリンターを引きちぎることも可能でしょう。
2km以内だったら逃がさないヨ!
まず、スタートしたらとりあえず6~7倍まで上げましょう。
後半もたないとか置いておいて、とにかく上げましょう。
6~7倍をキープしていると、ポジションは上がっていくと思います。
特別強力でない限り、アタックも潰せます。
20~30秒も維持していれば先頭付近までポジションを上げられるでしょう。
前から5番目くらいまでポジションを上げることが出来たら一旦出力を落としましょう。
先頭に出てしまったら風を受けて速度が落ちてしまいますので危険です。
4倍くらいまで落としちゃって大丈夫です。
その時点で残り1.5kmくらいでしょうか。
そこからしばらく休憩です。
スタート後すぐに出力を上げることで一気に加速し、ミニレースでの巡航速度に到達させます。
巡航速度に到達後は、ドラフティング内にいれば4倍ほどでその速度を維持できますので、一時的にではありますが、休憩時間が生まれます。
逆に、一気に加速しないと、ずっと前を追い続けることになり、足を消耗し続けてしまいます。
また、スタートと共にロングアタックがかかった場合、ある程度まで上げてないと追走が選択肢から消えてしまいます(自分で追走するとは言っていない)。
残り1.0kmを切ったくらいから次の展開へと移行していくことが多いので、だいたい500mくらいは休めます。
なお、休む際もある程度は上げ下げをして、集団の10番手以内をキープしておくと良いです。
残り1.0kmを切ると、ロングスプリントに警戒します。
ロングスプリントじゃなくても、速そうな列車があったらそれにいつでも飛び乗れるように構えておきます。
なければ残り500m地点くらいまで集団先頭で様子見しておいてOKです。
残り1.0kmくらいでロングスプリントがかかった場合
すかさず飛びつきましょう、一瞬の躊躇がギャップを生みます。
たぶん10倍前後で赤く染まっているかと思いますので、しっかりと上げて飛びつく必要がありますが、飛びついた後は出力を落として垂直尾翼に徹しましょう。
飛行機もエンジンと主翼だけでは飛ぶことはできません。後方に配置されている垂直尾翼が大事なのです。
Ride Beer Win !!「先日のツキイチ行為に対して弁明させてください」
ここで無理に前に出るのではなく、一旦出力を落として再度休むことによって、最終スプリントに足が残せます。
後は展開にもよりますが、後ろとのギャップが出来ていて単独で行けそうだったら残り300mくらいから独走を決めてもいいでしょう。
逆に、後ろからさらなる列車が迫ってきた場合は、再加速してそれに乗り換えます(こちらの展開の方が多いです)。
500mくらいでうまく乗り換えることができれば、200mくらいでちょうどいい感じに列車を引いている人を抜けるポジションに位置していると思いますので、そこでようやく全力でスプリントし、前にいるライダー全員をブチ抜きましょう。
残り1.0kmくらいでロングスプリントがかかった場合、それに付くか、後続列車を待つかは判断の難しいところです。
前者にすると、ロングスプリントを潰しつつ、後続列車でスプリントに絡めます。
後者にすると、ロングスプリントが決まったらしょうがないとしつつ、後続列車でのスプリントに専念できます。
残りの足と相談して、瞬時に判断しましょう。
残り500m地点くらいまでスプリントがかからなかった場合
さすがに残り500mになると、誰かしらが赤く染まります。
ここでギャップを作ると取り残されることになりますので、それに合わせて必ず自分も腰を上げます。
ただし、まだ7~8割くらいに抑えておいて、残り距離が縮まるまで先頭に出てはいけません。
自分が風を浴びるのは、残り距離が150m以下になってからで十分です。
残り距離が200~150mくらいになったら、ようやくスプリントのお時間です。
全力で踏んで前にいるライダーを全員ブチ抜きましょう。
なお、残り300mを切った状態でうっかり前に出てしまった場合は、そこで出力を弱めると再加速が間に合いません。
しょうがないのでそこから全力でスプリントして、後続ライダーをぶっちぎることに賭けましょう。
アイテム使用可の場合は、スプリントのタイミングでエアロヘルメットを使って、全員ブチ抜きましょう。
まとめ
ポイントをまとめると、以下の通りです。
- エアロ特化のセッティング
- アイテム使用可の場合はエアロヘルメットを用意する
- ミニレースがスタートしたら即座に出力を上げて加速する
- 前方の位置はキープしつつも、150m切るまで風を浴びない
- ミニレース中も適宜出力を落として休憩時間を設ける
- 時が来たら全員ブチ抜く
下衆の極み。