WTRLが主催していたZwift Duathlon League(通称ZDL)が、WTRL Duathlonに名前を変え2023年8月から始まりました。
WTRL Duathlonは、Zwiftを使用してバイクとランを行うデュアスロンです。
ただし、ランニングに関してはZwiftでなくとも、Garminウォッチなどの心拍も記録できるGPSウォッチがあれば実走(ランニング)で参加することも出来ます。
WTRL Duathlonのルールと参加方法をまとめてみました。
※いずれも、2023年9月15日現在の情報です
ルール
概要
毎週水曜~木曜にZwiftで行われるバイクとランを組み合わせたイベントで、合計1時間ほどで終わります。
それぞれの走行距離に応じたポイントの合計で順位を競います。
- バイク: 100mごとに1ポイント
- ラン: 20mごとに1ポイント
ひと月が1シーズンとなっており、参加した週、参加したシーズンの合計点による順位が、WTRLのサイトに掲載されます。
順位は総合順位だけではなく、男女、年代別でも見れます。
順位に応じて何かがあるわけでは特にないですw
競技時間はバイク35分、ラン20分となっています。
バイクとランのZwiftイベントの間にはトランジションとして7分の間隔が設けられています。
イベントの時間帯は以下の通りです。
- Option1 水14:00
- Option2 水15:00
- Option3 水16:00
- Option4 水17:00
- Option5 水19:00
- Option6 水20:00
- Option7 水21:00
- Option8 水22:00
- Option9 木00:00
- Option10 木01:00
- Option11 木02:00
- Option12 木03:00
- Option13 木04:00
- Option14 木06:00
- Option15 木08:00
- Option16 木09:00
- Option17 木10:00
- Option18 木11:00
- Option19 木12:00
上記はすべてバイクの開始時間で、ランはその42分後に開始となります。
朝練勢としては、AM3時の次がAM7時とめっちゃ空白の時間にされているのはマジで不満です・・・。
⇒[2023/12/3追記]11月から時間枠がめっちゃ追加されて、とても参加しやすくなりました!
もちろんOptionをまたいでバイクとランをした場合は失格ですw
なお、複数のオプションで出走することが可能で、最高得点を獲得したオプションの値が採用されます。
例. Option1でバイク200pt、ラン220pt、Option12でバイク190pt、ラン240pt獲得した場合、その週はOption12が採用されて430ptとなります。
また、毎週同じOptionで参加する必要はなく、順位もOptionごとではなく、すべて合わせた順位となります。
バイク
- 35分間に走った距離に応じてポイントが決まる
100mごとに1ポイント - ドラフティングは無効
- バイクは自由(ほとんどの場合はTTバイクが有利)
- 心拍センサーは必須
- トレーナー難易度に指定はなし
ラン
ランは、Zwiftラン、もしくは、StravaにアップロードしたデータをWTRLに連携することで参加することが出来ます。
- 20分間に走った距離に応じてポイントが決まる
20mごとに1ポイント - Zwiftラン、もしくは、Stravaにアップロードしたデータで参加することが出来る
- 心拍センサーは必須
- トレッドミルを使用する場合、傾斜は0%でOK(斜度上げたければもちろんOKw)
- Zwiftランの場合、イベント中に走った距離に応じたポイントとなる
- Stravaにアップロードしたデータを用いる場合、バイク終了後、トランジションに設定された時間以内に開始したランアクティビティの冒頭20分間に走った距離に応じたポイントとなる
なお、トランジションに設定された時間以内に開始できなかった場合も失格とはならず、5分遅れたらランアクティビティの冒頭15分間に走った距離のみに応じたポイントとなる
チーム戦
エントリー時に、任意のZwiftPowerのチームを指定して登録することで、そのチームのメンバーとしてWTRL Duathlonに参加することが出来ます。
一つのチームで3人以上のリザルトがあると、その週のチームポイントが有効になります。
(つまり2人以下だとそのチームはその週失格)
チームポイントは、チームメンバー全員の平均点となります。
上位3人ではなく、全員の平均点となるので、まぁ言ってしまえば、メンバーを厳選した方が順位は狙いやすくなります。
2023年10月シーズンより、チームポイントが以下の通りに変更となりました!
- チーム内でポイントの高い上位3名の平均値
- チームに3名を超えるリザルトがある場合、上記にボーナスポイント1pt x 超過人数
- ポイントボーナスは最大20ptまで
つまり、5名分のリザルトがある場合、「上位3名のポイント平均値 + 2pt」がチームポイントとなります。
今まではメンバーを厳選した方が有利だったのですがそれが無くなり、チーム参加の敷居が下がる、とてもいいルール変更だと私は思います!
私はチーム「JETT」でWTRL Duathlonに参加しています。
JETTは、各々一生懸命頑張るものの、チーム順位を狙うというより、より多くのメンバーで参加する方が楽しいよねという感じなので、走力問わず随時メンバー募集中です!(*´▽`*)
興味のある方は、JETTのFacebookからご参加ください。
(WTRL Duathlonの話題は主にDiscordで毎週リザルト貼り付けたりして交流しています)
いきなりFacebookに投稿・コメントするのに抵抗がある場合は、X(Twitter)で私までお声がけいただいても良いです(*´ω`)b
なお、シーズン中は、チームを変更することはできません。
参加方法
WTRL Duathlonへのエントリー
- WTRLのサイトでアカウント登録します
Registration – WTRL
ZRLなどで既に登録済みの方は不要です - ZwiftランではなくStrava連携でランに参加する方は、ProfileページからWTRLのアカウントとStravaアカウントを紐づけます
Profile – WTRL - デュアスロンのページを開き、Registrationを選択し、必要事項を入力して登録します
WTRL Duathlon – WTRL
Zwift Clubはチーム選択です、未入力だと選択肢に何も出てこなかったりするので、ZwiftPower上でのチーム名を入力すると良いです。
Age Groupは年代別ですね、登録時点の年齢で良いとは思いますが・・・、日本トライアスロン連盟のAgeGroupで考えると、満年齢で考えても良いのかもしれません。
Running outsideはZwiftランで参加する場合はoffのまま、Strava連携する場合はonにします。
注意事項
チームエントリーは毎シーズンリセットされます。
つまり、シーズンごとにエントリーしなおさないと、「NO TEAM(無所属)」となってしまいますので、ご注意ください。
イベントへのエントリー
WTRLサイトのスケジュールリンクから飛ぶも良し、Zwiftコンパニオンのイベントから選択するも良し、やりやすい方法でイベントにエントリーします。
バイク、ラン共にエントリーする必要があるので、片方を忘れることなきよう。
なお、Strava連携でやる場合であっても、Zwiftイベントにエントリーは必要です。
注意事項
エントリー時は、バイクとランで異なるカテゴリーにエントリーしないようにも注意です。
00分から始まるAカテゴリーは女性専用、01分から始まるBカテゴリーはオープン(男女どちらもエントリー可)です。
以前はZwiftのシステム的にも男性はAカテゴリーにエントリー出来ないよう制御されてたのですが、2023/12/3現在、なんかエントリーは出来そうですが・・・。
(エントリーしたら失格になるのかどうかは試していないので不明)
競技の実施と保存
まずはバイクから、Zwiftで通常イベント同様に参加して、制限時間まで走り切り、ライドを保存すれば完了です。
次はラン。
Zwiftランで参加する場合は、バイク同様にイベントに参加して制限時間まで走り切って、ライドを保存すれば完了です。
バイク、ラン共に自動的にWTRLのサイトに結果が反映されます。
Strava連携でやる場合は、対象のZwiftランイベントにエントリーしつつ、実際には参加しません。
バイク終了後からトランジション時間(7分間)が経過する前に、Garminウォッチなどでランニングアクティビティを開始します。
なお、先述の通り、トランジション時間が経過する前にアクティビティを開始できなくても、その時間分に走れたであろう距離を損することにはなりますが、失格にはなりません。
ランのイベント時間分(20分間)走り切ったら、アクティビティを保存します。
その後、Stravaで保存したアクティビティのタイトルを「WTRL Duathlon」に変更します。
(目安は終了後1時間以内)
アクティビティのタイトルを修正すると、大体1~2時間後にはWTRLのサイトに結果が反映されます。
結果
リザルトは、WTRLのサイトで閲覧できます。
まとめ
ZDL時代はトレッドミルを持っていないとなかなか参加しづらかったWTRL主催のデュアスロンですが、WTRL Duathlonに名前を変えるとともにGarminなどのGPSウォッチを持っていればZwiftランの環境がなくとも、気軽に参加できるようになりました。
それほど時間枠の選択肢が多いわけではないのが若干ネックではありますが、興味のある方はぜひ参加してみてください!